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2019年度預かりちびちゃんず⑭

4にゃん② 
今年は凍える思いで見た開幕戦に始まり、
球場に楽天イーグルスの試合をたくさん見に行きました。
平石監督に嶋選手も去り、
浅村選手とどうにかなりたいと思っていたのに結婚してしまった…
それはよいとして家族4人で、夫婦で、子どもたちと、友人と、と
かなりの数の試合を観戦した年になりました。

シーズン後半は夫の体調不良もあり、家族4人分のチケットがあっても
私とショマスズの3人で観戦することもありました。

私たちにとって今年度最終の観戦となる9月22日の試合も
まだ体調が万全でなかった夫に留守をお願いして
ショマスズと3人で球場へ。

クライマックスシリーズ進出がかかる時期の試合で
試合は盛り上がり、楽天イーグルスが勝利した日。
雨が降っていた日でしたが、試合の盛り上がりもあって
ショマスズも楽しかった♪と満足そう。

駐車場に着き、さぁ家に戻るかというときに
携帯に友人Yさんから多数の着信があることに気づきました。

Yさんはショマの支援学校時代の同級生のお母さん。
障害の種類が違うので同じクラスになることはなかったけれど
Yさんのお嬢さんのMちゃんは数少ない小学部1年生時代からの同級生です。
支援学校時代の母さん友達数名が参加する
Yさんの名前を冠した「Y会」というものがあり、
定期的にランチ会や飲み会を開催しています。


どうしたのかな、家に帰ってから連絡しようかなと思っていたところ
再び着信がありました。
電話に出てみると、Yさんではなく声が若い。…Yさん、ごめん。
Yさんのお嬢さんMちゃんのお姉ちゃんからでした。

お嬢様から電話とはYさんに何かあったのかと
一瞬ものすごく緊張してしまったのだけれど、
「公園に捨てられている子猫がいる、どうしたらよいか」という内容でした。
子猫が捨てられているのも大変なことだけれど、
まずはYさんに何事もなくほっとしました

Yさんはこの日県外に出ていて、
お嬢さんから子猫放棄の連絡を受けて、私に連絡するよう伝えたようです。

一旦家に帰ってから、そちらに行くね~ということで
家に戻ってショマスズを置いてから、Yさんのお宅へ。

4にゃん③ 
ご覧ください。いまどきこんな捨て方をする人がいるなんて!
…まだいっぱいいるんだよね

Yさんの旦那様がウォーキング中立ち寄った公園にダンボールが置いてあり、
開けてみたら子猫が入っていたと。
雨も降っていた日です。
捨てた人間に腹は立つけれど、優しい人に見つけてもらってよかったねぇ。

子猫たちはみんな丸々としていて
見る限り外にいた痕跡はないように思いました。
たぶんどこかの家で生まれて、母猫がここまで育てた後に捨てられたのだと思います。
三毛ちゃんだけがシャーシャー怒っていたけれど、人馴れもしている子たちでした。

初期医療(ワクチン、駆虫、検便)費はYさんが負担してくださるということで
4匹の子猫ちゃんを我が家で預かることになりました。

4にゃん④ 
4匹みんなとても可愛い子たちです。
キジ白の男の子1匹、グレーのような薄茶のような変わった毛色の男の子1匹、
三毛の女の子1匹、キジ白の女の子1匹の計4匹です。
みんな本当に健康状態がよくて助かりました。

健康状態がよいのである程度育ったら即里親募集だ

実は里親様になってくれそうな方に心当たりがあり、すぐに打診。
過去にトイプードル「ずきんちゃん」の飼い主さんとして登場したIさん。

ずきんちゃんは数年前に病気でお空に還っていき、
そのときから歳月を経た今、そろそろ動物と暮らしたいと思っている、
よい猫がいたら紹介してと言われていたのであります。

Iさんも「Y会」のメンバーなので
Iさんが里親様になってくれれば、Yさんにとっても嬉しいこと。

Iさんは2度もお見合いにきてくれました。

4にゃん⑥ 
三毛ちゃんだけは怒るので抱っこできなかったけれど
Iさんに抱っこされるちびちゃんたちです。

「一緒に暮らす」ということは決めていても
どの子にするか決められないというIさん。
どの子でもいい、残った子でもまったく構わないと。

みんな可愛いから気持ちはよーくわかるのですが、
思いきって数日預かってみない?
まだ小さいから猫にはそんなにストレスかからないと思うから!と
2度目のお見合いのときに、なかでも環境の変化に強そうな
キジ白の男子と、仲良しのキジ白の女子を強引に渡してしまう預かり。

1匹で飼うことを検討していたIさんでしたが、
数日後2匹でお願いします、このまま飼いますと嬉しいお返事。
ずきんちゃんの闘病を献身的に支えてきたIさんなら
猫を飼うのがはじめてでもきっとうまく育ててくれるという期待通りの結果に

4にゃん⑤ 
最初の預かりでは我が家の100均ケージに、トイレは洗面器という
間に合わせのものでしたが、今では三段ケージにたくさんの猫グッズを揃え
2匹ともに溺愛されているようです。
心配していた自閉症の息子さんとの相性もよいとのこと。
息子さんが子猫を抱っこしている素敵な写真も送られてきました。
名前は女の子が「苺ちゃん」、男の子が「大福くん」、
苺大福きょうだいです

*********
うちに残った茶系の男の子と三毛ちゃんは、
「麦くん」「楓ちゃん」として「ペットのおうち」に掲載しました。

ほどなくして2匹一緒にと申し込みがあり、
11月11日にお届けしてきました。

すでに成猫の先住さん2匹がおり、
くわえて1週間ほど前に迎えた別の子猫がいました。
その子猫ちゃん、1週間前にきたとは思えないほどお宅に馴染んでいました。
名前は「大福くん」、おおっご縁を感じる。

家を新築するにあたって、猫を迎えたいと計画しておられたようです。

非常に猫に馴れていることがわかるご家族で
きょうだいの中ではちょっと気の強かった三毛ちゃんも安心です。

4にゃん① 
緊張してテレビ台の下に隠れていますが、
居場所だけわかればいいからと鈴をつけてもらって
ときどき出てきては探検したりもしていました。

すでに馴染んでいる大福くんもいることだし、
もうきょうだいのように3匹で駆け回っていることではと思います。

4匹すべての子猫がよい里親様に恵まれました。
昨日は保護主のYさんとランチ、
みんな決まってよかったとYさんもほっとした様子でした。

しかしゴンちゃんが旅立ってから
なんだか猫関連のことでは息つく間もない感じです。
ゴンちゃん連れてきてるのかい…?なんて思うこの頃。
まだいるので少しずつ紹介していきたいと思います

| ミルクボランティア | 17:14 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2019年度預かりちびちゃんず⑬

今回はアニパルからお預かりしている猫を紹介したいと思います。

アニキジちゃん③ 
アニパルからやってきたキジトラ女子なので
我が家では「アニキジちゃん」と呼ばれています。

アニキジちゃんがやってきたのは9月はじめ。
預かるのはこの子1匹、非常に怖がりなので
家庭に入れて性格を矯正してほしいという依頼でした

アニパルからやってくる子猫たちは月齢が1~2ヶ月と幼い子が多く、
この子は保護時で640gと少し大きめではあったものの
まだまだ小さな子、難しさがあったとしてもなんとかなるだろうと。

なんとかなるだろう…と考えていたのは私の慢心だったのか、
この子に関してはお預かりして2ヶ月が経過しているのに
いまだ試行錯誤の日々で
今まで関わった猫のなかで一番難しさを感じている次第です。

シャーッッとは言いますが、恐怖から攻撃してくるわけではありません。
ただ、抱けば必死に逃げようとしますので、
タオルでぐるぐる巻きにして撫でる状態ではあるものの
人との接触は受け入れることはできる子なのです。
だからアニパルに連れていったりしても
「この子は大丈夫じゃない?」と周囲から言われたりする、するけれども
ずっと一緒にいると「大丈夫」と言い切ることもできないというか。

なんだか歯切れの悪い文章ですみません。

今、家でお預かりしているキジ美
この子も人が怖くていまだに馴れている状態ではないのですが、
キジ美は人のすることもよ~く見ていて
怒ったりもするけれど、それも人間ってどういうものか興味があり
キジ美なりの観察があるからこその行動だと思うのです。

アニキジちゃんの場合、人間そのものにまったく関心がないというのかな、
たとえは良くないのかもしれないけれど
そこにいる人間を見ているようで透過しているような視線、態度だった
幼少の頃のショマと関わっているときの感じに似ている気がして、
「この子は大丈夫」と周囲に言われるときの
ざわざわとした違和感、不安感までも共通している気が…

それでも他の猫には関心を示していたので
ケージ管理よりはフリーで馴らしたほうが
状況に変化があるかもと思い、わりと早い時期にフリー生活にもチャレンジ。

アニキジちゃん⑤ 

ここではまだ紹介していませんが、
同じくらいの月齢の子猫たち(アニキジちゃん後ろの子達)もいましたので
その子達と遊んだりしているうちに、少し明るい兆しも見えてきました。
でも、人間がいると恐怖でトイレに行けないのか
あちこちでウンチやおしっこをしてしまって臭い取りはちょっと大変でした。

なんとか人間のそばを通り抜けてトイレも使えるようになってきて
アニパルの金曜譲渡会にも何度か参加しました。

アニキジちゃん⑥ 

 アニキジちゃん⑦ 
参加といっても、当初はタオルの中からそっと様子を見ていて
時間が経過していく状態ではあったのですが、
参加を重ねるうちに、タオルから出てきて
他の参加猫ちゃんを見たりしてここでも明るい兆しが見えるようになってきました。
先住猫さんがいるお宅がいいだろうとアニパル側との意見も一致しています。

今月30日(土)には譲渡会があります。
少しでも譲渡が決まりやすくなるようにという判断もあり、
今月20日には避妊手術とマイクロチップ挿入も病院で済ませてきました。

アニキジちゃん④ 
おばさんが夜に見るTSUTAYAのDVDを抱いてリラックスのアニキジちゃん。
手術後なので腹巻を巻いています。

それで晴れて譲渡会参加というわけで
先日、この子に関してのブログを書いていたのです。
そのブログを書いているそのとき、奥の部屋で遊んでいた
アニキジちゃんのものすごい威嚇の声が聞こえてきました。

何、何、何事 とびっくりして様子を見に行くと
ぱっちゃんにアニキジちゃんが襲いかかろうとしていてまさに一触即発状態。

アニキジちゃんが猛烈な興奮状態で
威嚇されているぱっちゃんも驚いて臨戦態勢。
このままではどちらかが怪我をしてしまうのは確実なので
一旦ぱっちゃんを別室に入れてから、アニキジちゃんをケージに入れました。

これは「転嫁行動」かもしれないと思いました。
わかりやすいサイトがありましたのでお借りしたいと思います。
→ https://serai.jp/living/334265

アニキジちゃんが奥の部屋で遊んでいて何かに驚いたのか、怖いと思うことがあった
→そばにたまたまぱっちゃんがいた
→恐怖はこの猫のせいだ! やりやがったな! 
→攻撃

このような流れではないかと推測しています。
ぱっちゃんは奥の部屋で静かに寝ていただけでアニキジちゃんと遊んではいませんでした。
またそれまで関係は非常に良好でぱっちゃんはアニキジちゃんを可愛がっていました。

日にちが経つと忘れる場合もあるということで、アニキジちゃんをケージに入れて
様子を見ていますが、先週の木曜日にそのようなことがあって現在まで
ケージの近くをぱっちゃんが通りかかると猛烈な威嚇が続いています。

このままでは、ぱっちゃんはまだしも
アニキジちゃんに強いストレスを与える状況になってしまうので
対応策をアニパルにも相談したいと思っています。
今までお預かりした猫を返すことはなかったのですが、
そうしたほうがよいのかなぁとも考えています。
私一人で勝手に決められることはないので相談のうえでになりますが。

うーん、転嫁行動ってすごいと聞いていたので
多頭で飼育していて、この行動が現れたら大変だなぁと思っていたのが現実になるとは。
動物の行動は奥が深い…。

**********
ヤマト君&アニちびキジちゃん 
アニパル預かりのこの子達も合わせて紹介します。
写真左はチビキジちゃん(雌)、写真右はヤマト君(雄)です。
10月23日からお預かりして、健康状態も問題なく
今週金曜日、土曜日にアニキジちゃんとともに譲渡会に参加します。
きょうだいではないのですが、ものすごく仲良しさんです。

この子達は譲渡会で里親様が決まるのではないかな~とても育てやすい子達です。
アニキジちゃんは難しいかもしれないけれど、
来場者の方に丁寧に説明できるよう準備していきたいと思います。

| ミルクボランティア | 17:45 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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2019年度預かりちびちゃんず⑫

シャム男くん 
風邪の影響でショボショボだったおめめも綺麗になり

シャム男2 
見違えるばかりにイケニャンになったシャム男。
シャム男は日に日に人に馴れていき、
外出先からみんなが帰ってくればお出迎え、夜は一緒に寝るようにまでなりました。

このころゴンちゃんの体調が悪いころで気持ちも沈みがちでしたが、
日々信頼を寄せてくれるようになったシャム男によって
心身が癒されていたように思います。

シャム男以外のきょうだいは、シャム男ほどに馴れてはいなかったけれど
里親様を募集する機会は多いほうがよいだろうということで
9月8日の杜猫会の譲渡会に4匹を伴って参加しました。

そこでぜひ家に迎えたいと機会が巡ってきたのがシャム男とシャム美。

シャム美② 
シャム美に関しては馴れるまで今しばらく時間が必要ということを伝えたうえでの
2匹一緒で迎えたいというお申し出。
よく馴れてきたシャム男が一緒なら安心です

お届けは9月19日でした。
ケージは持っていないとのことでしたので、
我が家から小さなケージを持参してお貸しすることにして、
杜猫会の先輩とご自宅を訪ねました。

先方様は若い女性で、おばあ様とお父様は猫の飼育経験があるけれど
ご本人は猫を飼うのははじめてということで
ご自宅の訪問は飼育環境確認の意味もありました。

杜猫会の譲渡条件、様々あるのですが、何より徹底させたいとしているのが

 ①適切な時期の避妊去勢手術の実施

 ②完全室内飼いをお約束していただくこと

です。

今回の譲渡では、手術を終えているこの4匹に関しては①はクリア、
けれども、②の完全室内飼いを徹底させるには
家の構造的にかなり工夫していただけなければいけないことが
ご自宅を訪問してわかりました。

猫を飼ったことがあるというおばあ様もお父様も連れていった2匹に興味深々、
おばあ様も早く抱っこしたいという感じで、
それはもう本当にありがたいことなのですが、
外に脱走させずに飼うことは非常に難しい状況でしたので
今後の飼い方について
ご自宅の構造を確認しながら杜猫会の先輩とともにアドバイスをさせていただきました。

世代の違うご家族が暮らす家で、
昔の飼い方にのっとれば、私たちの提示するルールを守るのは面倒に感じるかもしれません。
けれど、外はやはり危険がいっぱいです。
交通事故、感染症の危険、嫌な話ですが虐待の危険もあります。
杜猫会の活動を始めてから虐待と思われる事案にもいくつか遭遇しました。

里親様を募ることになったからには長生きしてもらいたいと切に願い、
ついついうるさくなってしまうのですが
先方様が納得して飼い方の工夫を受け入れてくださり、
購入の予定がなかった三段ケージもすぐに購入してくれました。

今は飼い主様がいるときには部屋を閉め切って遊び、
外出するときにはケージで過ごしてもらう工夫をしてくれて
安全に暮らしています

シャム男&シャム美 
今朝も成長した2匹の写真が送られてきました。
素敵な名前も付けていただき、
おばあ様とも楽しく遊んでいるとのこと。本当にうれしい報告です

**********
今朝送っていただいた写真を眺め、
大きくなったなぁ、シャム男はやっぱり色が濃くなってきた、
シャム美は相変わらずの美人さんと嬉しく思い、
きょうだいも大きくなったぞ…と、家に残っているきょうだいに報告してみる。

小さいぱっちゃん② 
家に残っている2匹、キジ男と小さいぱっちゃん。
この写真はずいぶん前なので今はもっと大きくなっています。

里親募集サイトに募集を掲載してずいぶん経つのに
いまだ応募ゼロでございます

しかし、ぱっちゃんに似ているというエコヒイキポイントを身に着けている
「小さいぱっちゃん」、我が家の夫がデレデレでございます。

錦町ず ぱっちゃん② 
エコヒイキポイントをさらに追加してねと言わんばかりに
大きいぱっちゃんとえらい仲良し。

小さいぱっちゃん 
並んでいるとかわいくてかわいくて、これがデレずにいられましょうか。

シャム男ほどには馴れるのは早くなく
しっかりと抱っこするのはいまだに難しいのですが、
デレ状態の人間のおじさんが通りすがりの小さいぱっちゃんにタッチを繰り返し

小さいぱっちゃん③ 
小さいぱっちゃん② 
おじさんがタッチをするたびに
「シェクハラね…」とおばさんが小さいぱっちゃんの気持ちを代弁し…を
繰り返すうちに撫で撫では完全OKになりました。
話しかけると可愛らしくお返事もしてくれてもう

キジ男
手強かったのはキジ男。
捕獲のときも相当に暴れたらしく、去勢手術のための体重測定のときも暴れ、
ワクチンのときも大暴れして病院の先生から逃げ、
捕まえた私の手をひっかき、手が腫れた

当初はなかなか人のそばに来ることができず逃げ回っていました。
それが少しずつキジ男なりのコミュニケーションを取ってくれるようになりました。

そのコミュニケーションは
通りすがりの人間に猫パンチを繰り出すという暴力的なもので
「キジ男の前を通るときは気をつけろ!」ってなものでしたが、
最近は繰り出すパンチが柔らかくなってきて
夜は気がつけば一緒に寝ていたりもします。

すごいやんちゃで大きな物音するところにキジ男あり…状態ですが
玉ちゃんと一緒にいることが多く、
玉のアニキと一緒にいることで精神的にも安定が見られ、
これくらい馴れているなら里親様のお宅でも可愛がられるだろうという状態まできました。
……応募は全然ないんだけど

まぁ本当に可愛い子達なので
応募がくるのを気長に待ちたいと思っています

| ミルクボランティア | 12:49 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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