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ショマも待ってる

私は竜太の抱えていた病気に気付いてやれなかったにもかかわらず、
大きく体調を崩し病院に行った9月2日の日、よい方に運が重なって
また竜太を家に迎えることができました。

その日、ショマスズを学校に送りだした後すぐに、
竜ちゃん病院に連れていくなら、手伝うよ~^^と沢さんが来てくれました。
いつもなら車までは歩いて、そこから抱いて車に乗せていたのですが
体に力が入らない様子でした。
    

  病院に行く前に夫に様子を伝えるために送った写真です。 
     100901_090227.jpg

9月1日の様子
DPP_23826-1.jpg 
ずっと青い布団の上で伏せていたので
沢さんとふたりで、布団の端と端を持って竜を布団に載せたまま、
よいしょよいしょと車に運びました。

休診日明けの朝で、いつもより病院が混んでいるように思いました。
私は腰が痛いのかしらん…と呑気にも考えていたので先生にもそのように伝えました。
ですから、先生の横では看護師さんたちがレントゲンを撮る準備を進めていました。 

聴診器をあてて、竜の胸の音を聞いていた先生の顔が急に険しくなり、
次の指示がバタバタと看護師さんに飛びました。
待合室でずっと待っていた沢さんによると、
緊急手術が入るので診察に時間がかかることが、ほかの飼い主さんにも伝えられて
待合室まで一気に緊迫した空気が流れた…ということでした。

聴診器で心臓の音を聞いても、いつもより心臓の音が遠くに聞こえる。
心臓と、心臓を包む心膜の間に心嚢水(しんのうすい)が大量に貯まる
心タンポナーデを起こしている可能性が強い。
レントゲン検査から急遽、心エコー検査に切りかえられました。

心エコーを撮ると、心嚢水の貯留を確認することができました。
さらに胸腔内にも大量の胸水が貯まっており、
この水に遮られて心音が遠くに聞こえる状態になっており、
心臓の収縮も水があることで正常な収縮を保てず、
心不全の一歩手前の状態でした。

そのまま手術室に入り、エコーを見ながら心膜に針を刺し水を抜く処置を行いました。
小さな病院ですし、たまたま獣医師の一人が休暇ということで
すべてのスタッフが竜太にかかりきりの状態で、
私も酸素吸入だけですがお手伝いをして、処置をすべて見せてもらいました。

最初に胸水を抜きました。
黄色味を帯びた液体が竜太の胸から、
太い注射器によってどんどん吸い上げられていきます。
大きなステンレス製のバットが抜いた胸水で溢れそうなほどだったので
相当な量だったと思います。
次に心膜に針を刺して、心嚢水を抜きました。
心臓に直接針を刺すので危険を伴うと最初に聞かされていましたが
ほとんどの量を抜くことができました。
心嚢水とはいうものの、出てきた液体は真っ赤で、成分は血液でした。

水を抜いたことで、竜太の状態も急速に落ち着いてきました。
それでも、また急速に水が貯まってくるようならば今日一日もつかどうか、
依然として危険な状態ではあることには変わりありませんでした。

最初の処置で午前中のほとんどの時間を費やしてしまったため、
一旦、沢さんとは別れました。
ありがたいことに、ショマスズが帰宅するころに戻ってきて
一緒に留守をしてくれるというので、その言葉に甘えてしまいました。

幸いにして、その後に心嚢水が貯まってくることはありませんでした。
心タンポナーデを起こした大元の原因をつかみたいと何度かエコーをかけました。
なかなか原因が特定できず、突発性か?と疑われたものの、
先生が辛抱強くエコーを見てくださって、右心房壁に血の塊のようなものが見つかりました。
この腫瘍が剥がれ落ちて、心嚢水(血液)が貯まり、
それに伴って急速に胸水も貯まり、
心タンポナーデを引き起こしたと考えられるそうです。

【13時30分頃の竜太・夫からの電話にかなり反応しました。】
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心臓内部の腫瘍であり、細胞検査が出来ない以上、
これを癌と呼ぶことはできないそうです。
が、統計的にいうならば、悪性腫瘍である可能性が極めて高く、
この腫瘍を直接叩く有効な治療法はなく、
胸部切開手術も竜太の年齢を考えれば難しい、そのような説明だったと思います。
腫瘍を抱えていても慣れた家で安静に暮らすことを心がけ、
この先は竜太が残った体力でどこまで頑張れるか…。
寿命に関しては先生も明言を避けているように思いました。

2時半ごろ、私も一度病院を抜けてショマスズの迎えに。
朝に竜太と病院に行くと私が言ったのをショマは覚えていて
バスから降りてきて

 竜太と病院行った^^ ?

とにこにこと訊ねてくるので、
今日は戻ってくるかわからないんだと答えました。
また病院に行かなきゃいけないから、
クーちゃんのお母さん(沢さん)とお留守番お願いねと頼むと

 うん、僕フーちゃんのお母さんとお留守番して待ってる^^
 (※なぜか、沢さんをフーちゃんのお母さんと覚えています。)

聞き分けよく答えるので、戻ってこられたらいいねと強く願いました。
沢さんにショマスズとの留守をお願いし、再び病院へ。
利尿剤によっておしっこもよく出ていて、
高カロリーのミルクも口にできるくらい回復していました。

 【18時くらいの竜太】
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18時くらいには、今落ち着いているので
このまま少し様子を見て、家に帰せるかどうか判断して電話しますと先生に告げられ、
またまた家に戻りました。
沢さんは竜太の具合が悪いうちは、小梅の世話も大変だろうからと
小梅を預かってくれ、家に戻っていきました。
(2泊して、ケージから鍵抜けして脱走したり、夜泣きもしたという小梅さん
20時前に病院から電話がかかってきて、
竜太を家に戻すために、迎えに行くことができました。

いろいろなことが一気に押し寄せて大変な1日でしたねと先生が慰めてくれました。
また、竜はすごく運がよかった、竜太頑張っているから一緒に頑張ろうと、
出来るかぎりのことをしましょうと励ましてくれました。

この日、よい方に運が重なったというのは、
沢さんが手伝いに来てくれて、青い布団ごとよいしょよいしょと
病院まで竜を運べたことでした。
心タンポナーデを起こしているとき、犬は辛さで体を横にすることが難しいらしく、
様子がおかしいな…と飼い主さんが体を動かしたときに
貯まった水が溢れて窒息死してしまうことがあるそうです。
私がひとりで竜太の体勢を動かしながら運んでいたら、
そのまま心不全を起こしていてもおかしくなかったそうです。

また、腰の痛み…など呑気なことを言っていましたから
レントゲンを撮るために体を動かしていたら、
心不全を起こしていたかもしれません。

竜太は本当によく頑張りました。

  100902_195905.jpg

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戻ってきてすぐに撮って夫に送った写真です。
安心しているような顔に見えました。


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      ありがとうございます。よろしくお願いします。

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