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どんぐりと山猫

スズの学年の劇は 宮沢賢治作 『どんぐりと山猫』 でした。

  ~ 『どんぐりと山猫』 ~
   
   ある日、山猫からおかしなハガキが一郎に届きました。
   一郎はいろいろな動物や妖精に道案内してもらいながら旅をします。
   山猫に出会ったと思ったら、そこではおかしな裁判が…。

スズは “きのこの精” として、一郎に山猫の居場所への道案内をします。

    DPP_27785-1.jpg
    一郎がまたすこし行きますと、たくさんの白いきのこが
    どってこどってこどってこと、変な楽隊をやっていました。

DPP_27803-1.jpg 
~きのこはみんないそがしそうに、どってこどってこと、あのへんな楽隊をつづけました。

     DPP_27797-1.jpg  
    ※青字部分は、「もう一度読みたい 宮沢賢治」(宝島社)より引用しました。

水玉きのこかさの精たちが、大きく手を振って歩き、
不思議なリズム、「どってこ」感を醸し出していました。
元気よく笑顔も出て、スズも楽しそうに演じていました。

最後にみんなで歌を歌ったのですが、
そのときは顔を何度もしかめて落ち着かない様子。
以前は緊張したときには、空中に字を書く仕草が出現していたのですが、
最近は、このような大きな舞台では顔をぎゅっとしかめることが多くなりました。
緊張によって一時的に現れるチックのようなものだと思います。

学習発表会の写真を取り込んでいたとき、自分の顔写真を見て

 お母さん、ボク変な顔ばっかりしてごめんね。
 ちょっと緊張しちゃったんだ ^^;

と恥ずかしそうに私に言いました。
自分でもどうしようもないことだろうに、謝られると胸が痛みます。
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一郎が山猫のもとに辿り着くと、そこではどんぐりたちが裁判をしています。

どんぐりたちで一番偉いのは誰かとがやがやがやがや争っているのです。
頭がとんがっているのが偉いのか、丸いのが偉いのか。はたまた大きいことが偉いのか。

裁定に苦しむのは裁判長の山猫。
山猫は一郎に助けを求め、一郎はこう答えます。

 「そんなら、こう言いわたしたらいいでしょう。
 このなかでいちばんばかで、めちゃくちゃで、まるでなっていないようなのが
 いちばんえらいとね。ぼくお説教できいたんです。」

一郎の言葉を聞き、山猫は判決を下し、どんぐりの争いを鎮めることができました。

一郎よ、ばかとか、めちゃくちゃとか、なってないとか言葉がストレートすぎるぞい! と
正直思うのでありますが、
自分がいかに他のどんぐりより秀でているか主張しても、
どんぐり達の間で決着がつかないように
人間にあてはめてみても、人間それぞれ大差はないのだろう…とも思いたい。
でも、誰かよりうまく出来ない、振る舞えないと自分で感じることがあるからこそ
人間は辛いときがあるんだよね。

「どんぐりと山猫」を改めて読み返しながら、スズを思い、切なくもなるけれど
私という親にとってには、緊張しながらも
与えられた居場所で頑張ったスズは素敵どんぐり。


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      ありがとうございます。よろしくお願いします。

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