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その満足感は君だけのもの

見学の翌日には、担任の先生にも琴の構造などを教えていたというスズ。
私の方はといえば、お母さんも弾いてみてという予想外の展開に
言葉は悪いですけれど、“びびっている”状態。
「さくら」は通して教えてもらったのですが、
出だしの なな・なな・はち しか記憶にないんですもの。

それでも次のお稽古の日はやって来て…。
教室にお邪魔すると、先生が外国人の男性を紹介してくださいました。
ウクライナ出身の方だそうで、流暢に日本語をお話になる。
愛称がスーさん、私たちが来る前まで先生と合奏していたそうです。先生と合奏!!
もう長く続けていらっしゃるんですか? と私が訊ねると
琴も三味線も5年くらいです^^ と教えてくれて、
今はこのような楽器も弾いています、と四弦の小さな弦楽器を見せてくれました。

見たこともない楽器でした。名前を聞かなかったのが悔やまれる。
楽器には虫かごが描いてあって、ここには鈴虫がいますよ、
蒔絵と言うよとスズに自ら教えてくださいました。
外国の方に伝統文化を教えていただくとは。

お母さんはどれくらい続けていらっしゃるのですか? 今度は逆に問われ
まだ1回 (覚えたのは、なな・なな・はち) です、と
日本の文化に私より確実に精通しているだろう方に言うのが恥ずかしかった^^;

外国の方と知ってスズもご挨拶しなければと思ったか、
知ってるかぎりの外国語を口から発していました。
一番最初の言葉が、アンニョンハセヨ! 素敵に韓流だ。
楽しい出会いの時間でした。

**********************
この日はスズが「さくら」を先生から教えてもらいました。
姿勢のバランスや手の置き方はすぐに崩れてしまうのですが
先生が弦を鳴らすのを見て、どこの弦を鳴らすのかは
目で見てすぐに覚えてしまうようでした。いいな~。
通して弾くときには

 今からコンサートのつもりで弾きます^^

先生と私でやんややんや囃したてたので
大変気分よく第1回コンサートを終えられたようです(笑)
弾けた! 弾けたね! 先生もうれしい♪ と先生が喜んでくださって
そばで見ていてじわっときてしまいました。
その後、私もまた「さくら」を教えていただきました。

本来は週1回、合計で月3回のお稽古を目安にしているそうなのですが、
子どもはスズ君だけでなく、長い時間のお稽古って難しいのですよ、
だから、1回のお稽古を週2回に分けましょうよと先生から提案がありました。
子どもと言われましたが、スズのこと気遣ってくださったかなとも思います。
お母さんはどうなさいますかと聞かれ、
お琴を鳴らしてみたのは楽しかったけれど、
先生の手を煩わせる生徒になりそうと思ったので、私は速やかに辞退をば…。

が! 

 まあっ! 楽しく弾けばいいのよ~^^
 お母さんもどんなものか知ってたら、家でスズ君が練習するときもいいと思うの♪

と先生から新たな提案が。
ここまで言ってくださるのに、どうして辞退などできましょうか。
7月からスズの週2回のお稽古のうち、1回はスズがひとりで教室に伺い、
残りの1回は私と一緒にということになりました。

  110625_175639.jpg
先生が貸してくださったスズ用の爪。
サイズを計ってもらったので、もう少し通ったら自分用の爪も作ることになりました。

*******************************
少しずつですが、散歩に行きたいというスズの願いを受けて
天気のよい日にひとりで散歩に出しています。
散歩に行きたいと自ら言い出したわりには
子どもがひとりで歩いていたら、おまわりさんに捕まらないかしら…と
すごく心配していました。

そうね 捕まったら大変(お母さん泣いちゃう)

という思いは胸に仕舞って、大丈夫、車には気を付けて! と送り出しました。
まだほんの5~10分くらいで戻ってきますが
それでもスズには大冒険の如くのようで
カラスと目が合って襲われるかと思って怖かったけど通り抜けた! と
武勇伝を披露してくれます。

また高齢者の方には親切にしなければという意識が強すぎるのか、
大きな荷物を持っている方に大丈夫か、持ちましょうかと話しかけた、
白線の外を歩いているおばあさんがいて危ないから注意しようと思ったなどなど、
た、確かによい心がけから出ている思いなのでしょうが
誰にも彼にも話しかけているようで
状況が見えずに聞いてるだけのこっちはヒヤヒヤだわということも。

お教室での話、散歩での話、
スズの担任の先生にも報告して、私もヒヤヒヤすることもあってと伝えました。

 ちょっと嫌な思いをすることももちろんあるかもしれません。
 ただ、ひとつの言葉にいろいろな反応をする人間がいるということ、
 これもまた学びなのですよね。
 
 少しずつでも自分一人で行動することは心の成長を促します。
 行動の範囲や内容を変化させていくといいと思います。

 ハラハラドキドキだけど、
 その体験をやり終えたときの満足感は スズ君だけのもの ですね!

担任の先生の言葉に、じわっ…ばかりですみません(笑)
やっぱり、じわっとくるのでした。

親子というものは不思議ですね。
人間がいるところ、必ずその人をこの世に生み出した親がいる。
それは当たり前のことなのだけど、
それぞれの関係があって、その人の育ちがある。

私の場合、近くにいすぎて、自分に似たところもあるスズの育児を通して
まるで自分の成育歴をなぞり直して、自分の心を修正しているようになってしまう。
同じような体験をしても、ショマもスズも私も感じ方はまったく違うはずなのに。

生きていくうえで傷つくのが避けられないのなら、
そこを絶対に絶対に避けて通るようにしてやる! ではなくて
傷ついたときにどう支えてやるのかが求められているのですよね。
それが難しいんだけれども^^; 

自分だけの体験をやり終えたときの満足感、
少しずつ一緒に達成の喜びを分け合えるようになれたらいいな。


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       ありがとうございます。よろしくお願いします。

ちなみに今のところ、スズからは一緒に琴が弾けたね! という喜びの分かち合いではなく
私の覚えが明らかにスズより悪いので、
お母さん頑張んなねl||li _| ̄|○ヽ(・ω・`)ポンポン♪ と励ましを受けています。

| 和楽器 | 11:55 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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