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卒園式の朝

はじけ飛んでいたスズのワイシャツのボタンも、母K子が縫い付けてくれました。
なぜ卒園式当日にワイシャツがヨレヨレなのか!と母K子驚嘆。
アイロンかければいいんでないかな? と他人事のように提案してみたら、
バリッとアイロンもかけてくれました。言ってみるものです。
幼い頃、母が持たせてくれた給食帽は糊が効きすぎて
天に向かってしゃっきりと屹立していたことを思い出しました。

うーん、書いておきたいことがありすぎて何から書けばいいのか…。
給食帽の思い出でないことは確かです。
卒園式前日の金曜日には、保育所に入ってから二年間お世話になった
統合保育担当の先生が、保育所までスズに会いに来てくれました。
先生の異動で涙の別れをしたのは一年前の春。
ずっと一緒にいた先生が異動でいなくなり
大丈夫だろうか、やっていけるだろうかと年度始めは不安に思いました。
新たに担当になった先生は三人。一人の先生はクラス全体を統括する先生、
二人の先生は統合保育児担当ということで、スズと密接に関わってくださいました。

統合保育担当のうちのひとりの先生は、飄飄としていて
近づいて、時には引き、また近づいてという距離感を保っていたように思います。
スズと先生の会話を聞いていると時にはカチッとは噛み合っていないこともあり
聞いているほうとしては、くくくと笑ってしまうようなこともしばしば。
言葉でやりとりする楽しさも先生との関わりで知ったのではないかしらと思う一年でした。
先生とスズとの会話を聞いて、スズってこんなこと言うようになったの?
と私自身も驚かされ、新しい発見がありました。

もう一人の先生は見た目はいまどきのお洒落な女の子です。
小顔で背がすらりと高く、髪の毛サラサラのロングヘアー、運動会の借り物競争で
【○○保育所でかわいい先生】というお題のとき、借り出されているのを見ました!
そんなお題いやーー! 借り出されなかったらショックが大きいではないですか…。
さて、私は朝に竜と小梅の散歩で保育所の前を通ることがあります。
そのイマドキギャルに見える先生が、早くに出勤した日に
ひとり園庭のゴミを拾ってまわる姿を何度か見ました。
吐く息も白く染まる冬の日の朝でも、保育所の中に入る前にひとりゴミを拾う。
気付かれないよう竜と小梅を隠すようにして、私も物陰からこっそり覗きます。
私とスズが保育所に行ってから、朝見てますよ~ゴミ拾ってますよね?
と先生に言うこともできたのですが、言いませんでした。
先生が人に褒められたくて行っている行為ではないような気がしていたからです。
スズは素敵な先生に担当してもらっている…そう思いました。

スズは朝に保育所に行ってから三人の先生たちに
ぎゅっと抱きしめてもらいたくて仕方ありません。
でも、スズだけの先生ではないので、多くの子どもたちが先生たちの周りに集まっています。
そうなるとスズはモジモジしてしまい、ぎゅうと抱きつきには行けないのです。
先生たちもその様子を察していて、自分の手が空いたときに急いでスズに近づいてきて
抱擁タイムをそれぞれ設けてくれました。
スズが先生たちに抱きしめてもらってニッコリ笑みを浮かべるのを見て、
私も安心して保育所を後にすることができました。

三人の先生とお友達と過ごした保育所最後の一年。
春には稲、芋やきゅうり、ピーマンなどの野菜を植え、秋に収穫の喜びも味わいました。
夏には思い切りプール遊び。
保護者の付き添いなしで行った宇宙科学館。おにぎりを買いに私はコンビニへ走ったっけ…。
保育所で生まれた鈴虫を飼うか飼わないか迷った日。
豚汁やクッキー作りを楽しみ、家でもボクが豚汁を作るよと自信を深めたスズ。
様々な思い出がよみがえる卒園式の朝。

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しわの伸びたワイシャツに、ジャケットを羽織り、公の場でのはじめてのスーツ体験。
保育所で胸にはコサージュを飾ってもらいました。

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