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以前のこと~下調べ・2

相手になって遊んでやると喜びますか。
―この問いに対する答えも私の中ではまずまずといったところ。
別にあった質問、機嫌よくひとり遊びができますか―なら、
二重マルのうえに、
もうひとつ花マルをつけてあげたいくらいのものだったのですが

このころ、私が見つけ出したショマとの遊びが「タイタニックごっこ」。
映画『タイタニック』の中の、
手を広げたローズをジャックが後ろから抱いて船首に立たせる、
あの有名なシーンを再現するのです。

ジャック役は私。ローズ役はショマ。

ソファの上にショマを抱えて立ち、
ショマは映画のように台詞を再現することはできませんから、
私が言い換えて台詞を添えて。

 「ショマ、飛んでるわ! あなた空を飛んでいるわ!」

映画と違って、
動きを大きくつけても海に落ちるという心配はありませんので、
腕を広げて前に飛ばしてやるように動かします。

ショマ大喜び。

ショマはこのような体を使った遊びが大好きなことがわかりました。
私が見出した一筋の光明。

も、後になって自閉症の知識が増えるにつれ、
そうか、そうだったのか…と無邪気に喜んでいた自分が滑稽に思えました。
自閉症の子は、揺らす、回される、くすぐられるといった
感覚を強く刺激する遊びを好む子が多いことを知りました。

もちろんいわゆる定型発達の子どもだって大好きな遊び、
そして子どもの発達に必要な遊びです。
ただ定型発達の子なら感覚を刺激される喜びに加えて、
周囲の人が一緒になって遊んでくれるから楽しいね♪ という
感情に変化を遂げていくものだと思うのです。

ショマの場合は、
揺らしてくれる人はどうでもいいけれど、
ただこの瞬間、ボクの感覚を刺激するこの海にひとり溺れていたいという
状態が長く続きました。

毛布に子どもを寝かせ、その毛布の端を持ち、
中に入った子どもを揺らしてあげる 「毛布ブランコ」 という遊びがあります。
自閉症の子を育てる親御さんなら、
療育の過程で毛布の端を持って揺らしたり、
持たないまでも目にしたりという方も多いと思います。

これがもうショマにはたまらん遊びのひとつでした。
毛布の柔らかな感触に加えて、優しく揺さぶられる感覚。
口元に笑みを浮かべつつ、
うっとりとした目線を宙に漂わせるショマを見て、
そりゃタイタニックごっこだって大喜びだったわけだ…と
これまた後になって思いました。


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