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以前のこと~児童相談所にて

現在、仙台市には子どもの発達相談をする専門施設である
発達相談支援センターがありますが、
ショマのことで悩んでいた当時は
子どもの発達相談はまだ児童相談所の管轄でした。

児童相談所という名称はテレビのニュースなどを通して聞くことが多く、
その名称の響きに多少の重々しさを感じつつも、
そこへ向かう気持ちは軽やかでした。

児童相談所への交通の便があまりよくなく、
車で行きたいところでしたが、
私は仙台でまだ車の運転を控えていた(都会の道は怖い…)ので
相談日の平日の午前、夫に休みを取ってもらい
家族3人で出向くことにしました。

ときは10月、澄みきった青空の広がる秋晴れの日。
仙台の10月にしては暑いくらいの日で、
車の中で夫はシャツの長袖を短くまくってハンドルを握っていました。

児童相談所に到着してすぐにプレイルームのようなところへ通されました。
女性が一人、私たち夫婦からショマの様子を聞き取り、
男性が一人、プレイルームにあるおもちゃを使って
実際のショマの様子を見るという段取りのようです。
男性の方は心理判定員とのこと。

ただ話をして終わりじゃないんだなぁと…。
相変わらずおもちゃというものでは遊ばないショマでしたが、
でも、おもちゃを使わずとも
たくさん動いて遊ぶのが好きな子なんだもの。大丈夫。

私はショマの生育歴、日ごろの様子、
親子教室では楽しそうにしている様子が見られたことを
誠意を込めて、ついでに順調ですよねという気持ちを込めて
女性に丁寧に伝えました。
時間にして40分くらい。

その後、女性と男性が別室で協議をすると言って部屋を出ていきました。
部屋には大きなボールプールがあったので、
ショマを抱き、その中へドサッと落とし込んで遊びながら待ちました。
体を使う遊びが好きなショマは嬉しそうにボールプールに沈んでいます。
ほら、この子はこんなに嬉しそうに楽しそうにしている―。

********
女性と男性が戻り、再度席につき、
協議の結果が私たちに伝えられました。

テーブルの上には1枚の紙切れ。
ショマの発達検査の結果。
今となっては、どんな種類の発達検査をショマが受けていたのかもわかりません。
思い出せません。
覚えているのは、いくつかのどうでもいいことと、
ショマ君には著しい発達の遅れが見られるという言葉。

説明の詳細をよく思い出せないのです。
思い出そうとすると、眼鏡をかけていたあの心理判定員の男性が
腹話術の人形のようになって頭の中に現れて像を結ぶ感じです。
顎の部分だけ、カクカクカクと動いて、
彼が実際の自分の声で、言葉で話してはいないような。
それは、彼の言葉の外側だけが
呆けている私のそばを通り抜けていったからかもしれません。

ああ…言いにくいだろうことを
ずいぶんとはっきり言ってくれちゃう人だわ…とは思いました。
同時に今まで関わってくれた方は言葉を選んでくれていたのだと
ぼんやりと理解しました。

夫はこの日のことを割合としっかり覚えていて、
後にどんな風な説明だったのか教えてもらいました。

ショマには著しい発達の遅れが見られること。うんうん、これは覚えている。
夫はその言葉に対して、質問を返したのだそうです。
それは今後頑張れば、取り戻せる遅れのレベルなのかと。

答えは、
ショマ君なりの成長はあるだろうが、
ほかの同じ年齢の子どもに追い付くことのできるレベルの遅れではない、だったそうです。


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| 自閉症関連~以前のこと | 16:53 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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