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以前のこと~ひとりになりたい・1

ショマが2歳4ヶ月になったところで通い出したマザーズホーム。
未就園のハンディのある子どもたちが通う療育施設があるということを
まったく知らずにいました。

私たちが通うことになったマザーズホームは仙台市内の中心部にあり、
立地、交通の便ともに恵まれていたと思うのですが、
とにかく古くて、お手洗いは昼間でも薄暗く
何か怖いものが便器の中から出てきそうで
大人でも入るには躊躇するような雰囲気。

子どもたちの体に合わせた、小さな小さな机や椅子も古びていて
使わなくなった施設から貰ってきたんだろうかと勝手に想像してしまいました。

このような場所があることも知らなかった自分が当事者としてこの場にいる、
そのことにまだ現実感がないままで、
ただ用意された流れの渦の中に身を投じた感もありました。

でも建物が古いということは、それだけ何年も何年も前から
今の自分と同じように子どもを連れて
ここに通ったお母さんたちが存在していたのだということ。
そう考えると身が引き締まる思いがしましたし、 
そのお母さんたちに倣って
とにかくここで私たちも頑張っていくしかないと思いました。

******************
週2回、多い時で週3回マザーズホームに通い、
2歳半を過ぎるころにはショマに嬉しい変化が現れました。

口から少しずつ声…というか音が漏れるようになってきました。
意味のある言語ではなく、
コマーシャルの音声の真似というようなものでしたが、
刺激の入っている状態であることはわかりました。
あとは靴を履くようになり、裸足で飛び出さなくなりました。
でも私たちにわかる喜ばしく感じた変化といえばこれくらいでしょうか。
うれしい変化が片手で数えて指が余るくらいなら、
困ったことはその倍にといった状態だったと思います。

マザーズホームでもみんなが集うホールにいることはほとんどなく
おもちゃを使った遊び、リトミック、工作に参加することはありませんでした。
ホールから脱走しては、
施設の奥にある炊事場の下の扉や冷蔵庫の扉を繰り返し開け閉めしていました。
お帰りの前にタオルを使って
子どもの体を歌いながらこする乾布摩擦をするのですが
私の膝の間に入れられて、体に触れられるのを嫌がり泣いて暴れる。

それでも、マザーズホームでは
私たち親子の間に立って
声をかけてくれる先生や、ほかのお母さんたちがいて
途方に暮れても間を保つことができました。

それがマザーズホームがお休みで、家にいる日になると
昼間はショマと私の2人きり。
誘いかけても無視をするように自分の好きなことだけを続けるショマに、
何を話しかければ反応してくれるのかわからず言葉を失ってしまう。
時間がもたない。
2人きりでいる家での育児に行き詰まりを感じていました。


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