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以前のこと~ひとりになりたい・7

ひとりで過ごす時間が欲しい。

ショマと離れる時間が欲しい。

私が一人になれる時間、
それは竜太との毎日の散歩の時間でした。

朝は慌ただしく出かけて戻ってくるだけの散歩でしたが、夜の散歩はゆっくり。

雨が降っても雪が降っても、
日中の熱気が残る夏の夜も欠かすことなく竜太と一緒に外へ出ました。

散歩の最後に立ち寄るのが小高い場所にある公園。
公園のそばの階段に竜太と一緒に腰かけ、仙台の夜の街を眺める。
街の灯りはたくさんの人間が生活しているひそやかな息づかいを
私に確かに伝えてくるのに、自分はこの世界を生きている気がまったくしない。
たったひとり、障害のある子どもが自分のもとに生まれたことで、
それまで暮らしていた社会と、自分が暮らす家庭との間に感じる隔たり。

浮かんでくるのは『淘汰』という言葉でした。
私たち親子はこの世界に生きていて何か意味があるのか。
淘汰されるべき存在なのではないだろうか。

丘を下ればまたあの生活が待っている。

仙台から山形へと向かう仙山線が走り抜けるのが林の間から見えます。
別の場所へと向かう電車を目で追っていると
私は彼と暮らすこの場所から一歩も動くことは出来ないのだ、
―その現実だけは重みをもってのしかかってくるような気がしました。

もう帰ろっか。

走り抜ける電車を背にして、
竜太に声をかけ、
その声で自分を奮い立たせるようにしてリードを引いて。


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      いつも応援ありがとうございます^^

山形か福島、いっそ弘前に行きたいのだけど…  
連休はお仕事いっぱい。お仕事があるのはありがたいことなのだ、ウンウン(´Д⊂ヽ

| 自閉症関連~以前のこと | 08:39 | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

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