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因果俱時の花

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お盆に宮城県の伊豆沼・内沼に行きました。

伊豆沼・内沼は栗原市若柳・築館、登米市迫町にまたがる低地湖沼。
国際的に保護されるべき湿地としてラムサール条約にも登録されています。
白鳥の飛来地として有名な場所ですが、
夏季の今、遊びに来た目的は、日本一の群生とも言われる蓮の花を見ること。

私たちは内沼で小舟に乗り込みました。

【先頭・ショマ隊長】
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【しんがり・スズの介】
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やるな!  船頭さん! ってなもので、けっこうなスピードで沼を進んでいきますので
スリル大好きなショマ隊長は大喜びです。スズはちょっとビビり(笑)

蓮の花の美しいポイントでは船頭さんが舟を停めてくださいました。
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水がシャーッと出てくることを期待してしまうシャワーヘッドのような蓮の果托。
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舟を降り、伊豆沼・内沼資料館のサンクチュアリセンターへ。
サンクチュアリセンターは沼周辺にいくつかあるようで、私たちが入ったのは昆虫館。
昆虫標本がたくさんあり、スズにはまずかっただろうか…と思いましたが、
意外に平気で見ていました。動くとだめなのね 
望遠鏡から沼の様子を見ることができます。

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サンクチュアリセンターより望む内沼。
真ん中に見えるのが舟です。蓮の中をゆっくりと進んでいます。
ちょうど美しい蓮ポイントに着いたのだと思われます。

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蓮の花は、お釈迦様の言葉 「因果俱時」 を象徴する花なのだそうです。
因果俱時―原因が生まれているときには、すでに結果も備わっている。
花が咲いたときには実をつけている、「花果同時」の特徴を持っている蓮の花に
因果俱時をなぞらえることができるということなのでしょう。

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私がはじめて因果俱時の話を知ったのはこの小説。
話の中で、睡蓮と蓮の取り違えがあるので、タイトルは睡蓮になっていますが、
小説のモチーフになっているのは蓮の花です。

ずいぶん前に読んで、宗教色が強いなぁと感じた話でもありましたが、
蓮の花の比喩が気になって、心に引っかかっていて、
いつかたくさんの蓮の花を見たいと願うきっかけにもなった話です。
帰宅して読み返してみました。

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 生まれる前ならともかく、
 いまならこの私にも自分でその因を作ることができるのではないか、と思ったのだ。
 私が勇気を持って、みずから因を作れば、果はそのとき瞬時に私の中に宿るのだ、と

                                  小説より一部引用

宿命というと大げさな言葉に聞こえるけれど、
生まれながらに、自分の生きる道は定められているものなのかしらと思うことがあります。
たとえ、自分の核を成す因はすでに生まれ、果もすでに生まれているにしても
私たちは幸せになるための因も新たに生み出しながら、生きることができる。
今この場、この時を生きながらにして、新しい自分をも生み出すこともできる。
ああ、この小説はそのようなことが伝えたかったんだと、
蓮の花を実際に目にした後のためか、
書かれていることが以前よりしっくりと自分の気持ちに馴染んだように思いました。
再びこの地を訪ねて、泥の中から茎を伸ばして咲くたくさんの蓮の花を見たい。

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沼のほとりで、地元のお子さんが蓮の花を売っていました。
花を2本、蓮の実を1本求めて持ち帰ってきました。
お盆だし、竜ちゃんのもとで花開いてほしい。
そんな風に考えて求めたのですが、
一度切ってしまうと咲かせるのがとても難しい花なのですね。
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ネットで見つけた水あげの方法などもいろいろ試してみたのですが
咲く気配なっしんぐのうちに、残念ながら蕾が褐色に変色してきました。
さらに、これ蜂の巣~と蓮の実を気持ち悪がってショマスズが持ち上げて
ふざけているうちにポッキリ折れた。もう~。

でも、蓮の実は確かに怖いのであった。正面からの写真は自粛♪

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