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15歳

11月末に、PTAの研修会で
「障害者の家族の支援について」という講演を聞く機会がありました。

講師にお迎えしたのは、
明星大学人文学科福祉実践学科教授で、
全日本手をつなぐ育成会理事でもあられる吉川かおり先生。

ご自身にもダウン症のお兄さんがいらっしゃるとのこと。
障害のある子どもと家族のカウンセラーをしていたとき、
あるとき、障害のある子にさらに手をかけるようアドバイスをしたところ、
あるお母様から、

「そうはいっても、うちにはこの子のほかにもきょうだいがいて、
 この子(障害のある子)ばかりに手をかけてもいられない。」

ときっぱり言われたことがあり、衝撃を受けたというお話が冒頭にありました。
その出来事があったのは、今よりも前の時代。
障害のある子にうんと手をかけて育てようという流れもあり、
そのお母様のように言葉にするには相当勇気もいっただろろうし、
はたと、自分について「カウンセラー」ではなく、「障害者の家族」の立場に立ち返ったときに
ああそうだよな~と納得して、
「障害者の家族の支援」について考えるきっかけになったとおっしゃっていました。

…実は筆記用具を忘れるという痛恨のミスで、詳しい内容うろ覚えです。すみません。
そんなわけで細かい内容は書けないのですが
先生の口調がカラカラしていて、悪く言えばまぁ口が悪いのですが(笑)
お兄さんとお葬式に出席した話など、
おお、ありそうな話~と思える出来事に沿って話してくださるので
どっと笑いがあふれる楽しい講演でした。

なかでも、「豊かな生活体験を積む」という項目でお話してくださった
お兄さんとホットケーキ作りをした体験談がとても素敵でした。
吉川先生、その日はなにひとつお兄さんの手助けはせず見守ろうと決めて
ホットケーキを作りを始めたそうです。
お兄さんのホットケーキ作り、生地を作って、焼き始めて
順調に進んでいたのだそうですが、
片面がよい感じに焼けてきたのになかなかひっくり返さない。
そろそろ…と吉川先生は言いたくてしかたなかったそうなのですが、
今日は自分でやってもらうと決めたのだからと見守り続けているうちに
フライパンからはもうもうと煙もあがってきて…。
それでもお兄さんはひっくり返さない。
ようやくよしとひっくくり返したときには、すでに片面は真っ黒こげのホットケーキ。

でも、「おいしい?」という吉川先生の問いかけに
お兄さんは笑顔で 「おいしい!」 と答えたそうです。
自分の力だけで作ったホットケーキのおいしさ。
お兄さんの喜ぶ光景が伝わってくるようなお話でした。

本人のトライ&エラーを肯定的に支える、
家族の自立も視野に入れるというのが講演の骨子で、
わが身を振り返って、特に息子たちに「トライ」をさせているのか考えさせられました。
挑戦させ、失敗を重ねても豊かな生活体験を積むことで自立につながる。
ついつい、これはできないだろうと先回りしてしまったり、
できないだろうと意識もせずに、
これは私たちがやればいいことと決めてしまっていることはないだろうかと。

ひとつの例として、外食のときの本人のメニューの決め方について
私たちも講演中に点検してみました。

  a・本人が選び、本人が注文する。

  b・本人が選び、家族が注文する。 

  c・本人に家族が薦めるものを選ばせるようにし、本人に注文させる。 

  d・本人に家族が薦めるものを選ばせるようにし、家族が注文する。

  e・本人の意見は聞かず、家族が選んだものを注文する。


我が家の場合は「b」です。
本人に注文させるというのは今まで考えてもいなかった…。
たとえば、決めたものをうまく言葉で伝えられないという場合、
定食をまず四つ頼んで、
そこから本人に選んでもらうという方法を実践している方もいるという
お話もあり、なるほどな~と思いました。

話は飛びますが、今日でショマは15歳になりました。
15歳というと反抗期まっさかり。本来。
親の言うことなんて、大人なんて何もわかっちゃくれないという時期が
私にも確かにあり、それに比すると、
ショマはなんと親に合わせてくれることかと思います。
10歳から15歳までの日々はあっという間に過ぎ去り、
急速に成長してしまったように思います。

【こんなにちいちゃかったのに~~】
リュウコメ6450-1
でも、自分たちはその成長を認めているのかな…と不安になることも。
確かに一般的な15歳とまったく同じに扱うということはできないけれど
あと5年もすれば成人、障害者であっても自立に向かうんだということを
親も意識して過ごさなければならない時期に来ているのだと思います。
…まぁ、思うんだけどついつい^^; 手を貸しちゃって。いかんいかん。

今日の誕生日に、ショマは「プリンのケーキ」が食べたいのだそうです。
学校でも、放課後ケア施設でもプリンのケーキを食べるんだと言っていた模様。

…プリンのケーキはどうやって決めたんだろう。一体どこで知ったんだろう…。
いやだ、勝手に決めないで~~~と思ってしまう母なのですが、
本人の決定に沿えるようこれからプリンケーキ探しの旅に出かけてまいります!
なかったときは、フルーツケーキね! と伝えてあります! 先回りも大切よね~。

***********
IMG_7427-1.jpg 
講演のあと、新しくオープンした六丁目農園2号店で食事をしました。
ホテル内にオープンですよ~。
講演よかったね~としみじみ語りながらも箸は休む暇がありません。

| 自閉症関連 | 11:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

おめでとうございます♪

ショマ君、お誕生日おめでとうございます♪
ブログで小さな頃の事を読ませてもらってるので、
一緒にお祝いしたい気持ちでいっぱいですっ。
“プリンのケーキ”なるものが想像できないんですが、
無事に見つけてお祝いできたか気になるところですっ。

| Hechima | 2012/12/05 13:07 | URL |

Hechima様

Hechimaさん、こんにちはi-1

お祝いしてくださってありがとうございます!
嬉しいですi-179
プリンのケーキ、たぶんスポンジの中にプリンが挟んであるタイプなのではないかなぁと思いました。
近所のスーパーのカタログの中にあったので
そこから見つけたのではないかと…i-229
プリンケーキではないけれど、似た感じのケーキでお祝いしました。
昨日の様子、簡単ですが残しておきたいので見てくださったら嬉しいです♪

| ムーコ | 2012/12/05 13:54 | URL |














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