「ねこ」じゃなくて「いいこ」と言いました。
もう少ししたら更新ないよ~と上に広告出ちゃうところでした。
広告が出る前に、ショマの体育祭の話を^^
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徒競走で1位になりたいと出かけた体育祭の朝。
100m走ではいつもスタートが遅れるので
スタートがなんとかなればなぁ…と
スペシャルオリンピックス(SO)の練習を見ても感じていたことでした。
SOでもクラウチングスタートの練習をしてきたのですがどうにもうまくいかず、
スターティングブロックを使って、などは夢のまた夢@@ というところ。
担任の先生もスタートを早くすればと感じられたのか、
今年は学校でもクラウチングスタートの練習を始めてくださいました。
しかし、本番では…

立ってた。ショマ立ってたよ!
ということで、
やっぱりクラウチングを間に合わせることはできなかったか…と
思っているうちにスタート!
母はゴール付近で声をはりあげて応援。
スタートでやはり遅れを取ったものの
中盤ほどで追い上げてきて接戦、接戦!
行けーーーー! あともうひと息!
という母の興奮が届きすぎたのか
ショマは足がもつれたか母の前で肩から転倒。
あ゛ーーっっ! となったのは母で、
本人は何が起こったかわかっていない様子。
それでも立ち上がってゴールを目指して結果は4位。
メダルをいただいて、すぐに保健室の先生が手当てをしてくれました。
手当てをしている間も本人は呆然。


肩から転んだので、肩はけっこう深く皮が剥ける裂傷で
今ようやく完治したかなというところです。
骨などに異常はなさそうで、捻挫もしていないようだったので
手当てを終えて、次のハリケーンという競技にも出場しました。
長い棒を4人一組で持ち、
カーブのあるコースをみんなで走りぬくハリケーン。
この競技もがんばって練習していたようで、
真剣に走りながらもゴール後は笑顔が見えました。
徒競走の結果にさぞショックを受けただろうと心配していた私も
気持ちの立て直しOKかな? とちょっぴり安心。
さあさあ、気持ちを立て直したところでリレーだ!
【2年生の2順目を走ります!】

リレーで心配だったのがバトンの受け渡し。
バトンを受けるときに、前の人が近づいてきたらリードを取るではないですか。
これまた、SOで練習してきたのですが
ショマにはこのリードを取る意味が最初まったくわからなくて
前の人が近づいてきても、その場で仁王立ちババーンでした

少しずつリードも取れるようになってきてはいたのですが、
SOの練習からは久々のリレー。
バトンがんばれー!

あまり母が興奮して徒競走の二の舞になってはいかん…と思い、
大声応援自重と決めていたけれどやっぱり興奮してしまいました。
鼻の穴全開で声をあげていたかと思われ…。
バトンのリードもうまくいき、追い上げて先頭へ。
そのままほかのお友達につないでつないで
学年対抗リレー2年生が1位でした。
3年生の学年主任の先生が猛烈に3年生を応援していて、
まぁっ先生興奮しすぎ! ふふふ、でしたが、
傍から見たら、私もあのお母さん興奮しすぎと思われていたのでしょうか…。
*****
親の目からですが、
ショマは去年よりずっと速くなったと思いました。
マラソンを走り続けて体力もついて、
SOでは2ヶ月間という期間ではありますが走る喜びを得たというのかなぁ、
そういった気持ちの面での成長もあったのではと思いますし、
この体育祭に向けては担任の先生が熱心に指導してくださいました。
SOでの練習のときに、
このように障害のある人たちの記録は若いその一時期だけではなく、
緩やかに長くずっと伸び続けると教えてもらいました。
そう、まだまだ伸びしろかあると感じられる、
今後の楽しみがまだまだあるんだと思えるショマの走りでした。
競技を見ていたほかのお母さんたちから、
徒競走、転んでしまったけれど感動したという言葉や、
昇降口の空きスペースでショマがクラウチングの練習をしていたのを見たなど
嬉しい声がけもたくさんいただきました。
体が思うように動かないところがあるにもかかわらず
それでも黙々と努力を重ねられるのがショマのよいところ。
その努力の跡もちゃんと見ていてくれる人がいるんだと。
お母さん、ちょっぴり誇らしかったよ。ありがとうショマ。
とても晴れやかな気持ちで体育祭を終えることができました。
********
と思っていた私は、やっぱり「まだまだあまちゃんですが…」なのだと思う。
リレーで学年が1位になり、
笑顔が見えたショマも晴れやかな気持ちに違いなし! と思っていたあまちゃん。それが私。
帰宅後のショマに
「徒競走で1位になりたい、なりたかったんだっ!」と
普段聞くことのない語気を荒げた調子で何度も何度も訴えられ、
嗚咽に近い調子で泣き出し、
何を言っても納得してもらえず、
ねぎらいのためにと買っておいたスイーツにも振り向いてもらえず
(スイーツを目の前にしてショマが食べなかったのははじめてかも…)
しまいには

徒競走でいただいた4位のニコニコメダルが本当は1位だっ!と言い出して。
勝利への渇望がショマに幻覚すら見せているのか…
いやいやいやいや

このメダルは4位です。
このメダルを1位とすることはだめだ。
1位を取ったお友達の健闘をたたえるということも大切なことなのだ。
今年は4位でした、また来年がんばりましょうと言うと
来年はショマが1位ですね!と。
いやいやいやいや


200回は超えただろうというところで、
沢さんに、もう200回くらい1位になりたいって言われる~助けて~と母弱音吐き。
ええ、沢さんに500回までは我慢してと言われましたので
500回までは我慢、と噛み合わないやりとりを続けましたですよ。
********
体育祭は金曜日。
週が明けて、月曜日くらいにはショックも和らいできたようで
来年は1位という発言はあるものの、口調も表情も柔らかくなってきました。
ショマとふたりで車で買い物に出かける機会があり、
そのときも車内で
1位取れなかったね、来年は1位です、
助手席からショマが一生懸命話しかけてきました。
今年は残念だったけど、ショマが頑張ってたの見てお母さんは嬉しかった、
また来年がんばろう、
母得意の長いセンテンスで細部が伝わるかどうか微妙なところなのですが
こうしたゆるゆるとした時間に静かに話す時間があると
ショマは落ち着いていく気がします。
私の言葉を受けて、
来年までマラソンがんばって、徒競走で1位目指します^^とのことでした。
気持ちが少しずつ晴れてきたことも感じられて
またがんばろうという前向きな気持ちへの変化も嬉しくて、
ハンドルを握りながら、思わず
「ショマはいい子だな。」と小さい声でつぶやいてしまいました。
「ショマはねこですか^^?」という返答があったというオチつき。
体育祭、また来年の楽しみに^^
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