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いたたまれなさも力にして

震災から4年目を迎えた先の3月11日、
仙台市動物管理センター・アニパル仙台で猫ボランティアの会がありました。

飼い主のいない猫の不妊・去勢手術のために活動してくださっている「捕獲ボランティア」、
保護された子猫の「哺乳・預かりボランティア」が参加して、
仙台市の飼い主のいない猫にかかわる現状、取り組み状況を聞き、
質疑応答や、今後どのようにしていくべきかの議論も交えての会となりました。

資料をたくさんいただいたので
お伝えしたいことがたくさんあるのですが…あちこちに話が飛んでしまいそうなので^^;
圧倒的に収容数の多いという子猫の現状を中心にしてお伝えしたいと思います。

仙台市の子猫の年間収容数は毎年ほぼ横ばいで1000頭を超えるそうです。

平成26年度は成猫も含めた全収容数が1323頭、
そのうち 「飼い主のいない子猫」 としてアニパルに収容されたのが1152頭。

1152頭のうち、本当に残念なことですが
すべての猫が譲渡対象になるわけではありません。

獣医師による外貌検査・健康判定などを経て
譲渡対象の猫として残される猫が決められます。

平成26年度譲渡対象となった子猫は1152頭のうち483頭。
483頭のうち譲渡されたのは306頭、177頭は譲渡を前に死亡。

我が家でお預かりしたたれこのように亡くなってしまう猫もいますが、
アニパルの譲渡事業は少しずつ浸透していて、
譲渡会も盛況のようです。

*********
アニパル仙台から犬や猫を迎えるという選択肢が浸透しているのはよいこと、
譲渡事業によって、新たに犬や猫を家族として迎える方たちに
犬や猫の適切な飼育を知ってもらい、
よき飼い主になってもらうことが不幸な犬猫を減らすことにもつながる。

けれども譲渡そのものが目標ではなく、
センターに収容される猫をなくすことがアニパル仙台の最終目標。

この基本理念をもとに会は進められました。

1000頭を超える収容数です。
この数をゼロに近づけていくというのは容易なことではありません。

仙台のある町内会での取り組みも紹介されました。
始まりは猫が町内で増えているので駆除してほしいという通報だったとか。
猫は法律で愛護動物として規定されているもの、駆除はできません。
その後、アニパルの職員を招いて、町内会での猫対策学習会の開催、
捕獲ボランティアの協力をもとにしての不妊去勢手術の実施などを経て
現在は新しく生まれる猫の数は減っているとのこと。

仙台市のモデル事業にしたいとのことですが、
上記の流れにこぎつけるまでもまた容易ではなかったと思います。
町内会費を猫の手術に使うことの反対は当然あるでしょうし、
餌やりさんと、地域に住む方の間に立って
捕獲と手術を進める捕獲ボランティアさんのご苦労はいかにと想像できます。

市民ボランティアの育成も急務。
特に数が少ないのは捕獲ボランティアです。
揉め事の火種がくすぶっているような現場に入るのは
どんな人でも勇気のいることでしょう。

かくいう私も
人と人との間に立って交渉を進めるのは無理と思い
哺乳・預かりボランティアの形で参加させていただいているので
今回の会の間は話を聞いて正直いたたまれなさも感じていました。

でも、うまく言えないけれど
この自分は何もできていないのではないかという
いたたまれなさは自分の中に持っていなければいけないのだろうなと。

今は自分のできる範囲でお手伝いさせていただきながらではあるけれど
次はひとつ進んで動いてみようかなという
きっかけや後押しの力にもなるものと思います。

平成26年度、哺乳・預かりボランティアに託された子猫の数は
譲渡対象となった子猫483頭のうち147頭、約3割だそうです。

これから最も子猫の収容数が増えるという春がやってきます。
少しでも命をつないでいけるように、そして元気に送り出すことがてきるように
真摯にがんばっていきます。

***********
アニパル仙台2 
こちらはアニパルに展示されていた看板。
アニパル仙台4 
ほぼ等身大なんですって^^
アニパル仙台1 
首輪にアニパルHPのQRコードが付いています。
こうした看板を譲渡会などの機会に設置して
さらに仙台市の動物愛護行政について知ってもらいたいというのが狙いだそうです。

また、「仙ねこミラソン」さんという団体さんが作成した
アニパルの活動についてまとめた動画も見せていただきました。
「仙ねこミラソン」と検索していただければ、
Facebookページで動画をご覧いただけますので
お時間のあるときにでもぜひ♪
**********
アニパル仙台3 
ゴンちゃんに似てるわ…と会の間、気になっていたカレンダーの一枚。

この日は3月11日、会の途中で東日本大震災の犠牲者の方に対して黙祷をささげました。
犠牲者の方の冥福をお祈りするのはもちろん、
3月11日はあの日応援して励ましてくださった方への感謝、
そしてあの日を境にして暮らしが大きく変わったのだろうゴンに
楽しく暮らしてほしいという思いが強くなります。

同じ宮城県に住んでいても
大きな被害に遭った沿岸部の方達との震災に対する思いの差は開いていっているのでしょう。
先の話と重複してしまいますが、
やはりそのことにいたたまれなさがあるけれど
たとえば震災で亡くなられた方への遺族の思いに耳を傾ける、
現在の被災地の暮らしはどうなっているのか忘れずに知っておく、
些細なことでも自分にできることを考える日でありたいと思っています。

| ミルクボランティア | 14:23 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

背筋が伸びる思い…

じっくりと読ませていただきました。
『自分は何もできていないのではないかという
 いたたまれなさは自分の中に持っていなければいけないのだろう』
その「いたたまれなさ」こそが、我が身を省みて謙虚になるということなんだろうな…と、しみじみ思いました。
大切なことを教えていただき有難うございますi-101i-189

人生五十年~下天の夢を~i-78wから数年も経っている我が身にすれば
年を取るほどに謙虚にならなければと思います。

先日猫さん連れのおじ様に猫自慢をされましたが、また昨日もお会いしました。
そのおじ様も捨て猫さんを捕獲してご自分で育てているそうで
まさに「自分にできることを考え」ているお一人なんですよね。
私も何かできることを考えてみようと思います。。

ありがとうムーコさんカクカクなゴンちゃんi-178

| みゆこ | 2015/03/20 16:50 | URL | ≫ EDIT

みゆこ様

みゆこさん、おはようございますi-179
ただいま、薄荷に授乳中でございます。
私の腕をおぱいと見立てて懸命に吸い続けるおちび。
そこはおぱいではない…と毎日いたたまれない気持ちです(違

今回は猫の活動についてのいたたまれなさということについて書きましたが
世の中のいろいろなことに当てはまるのかなぁとも思っています。
やろうという志があっても状況が難しかったり、許さない人もいる。
例えば子育てに心を砕いているときはやろうと思っても難しかったでしょうし。

お金という話になれば下世話な感じもしてしまいますが、
優しいお金の使い方もあるわけで…
でもそれだってロト6を買っても買っても
かすりもしない身としてはなんとも(笑)
それなら労力で頑張るしかない!という今なのですが
自分のできる形や、やれることにまず取り組んでいくという形で
個人個人の力が循環していけばいいなと。


わかったような口を利くようですが
みゆこさんもお父様お母様と歌を歌いに出かけて
おふたりが生き生きとされていることから
ご年配の方に対するろ」」」」←薄荷や…
音楽療法についても語っていらして。
人生50年の時代よりも寿命が延びている今、
いくつになっても生活の中からご自分ができそうなことを考えるという
姿勢が本当に素敵だと思っています。
先日、べるちゃんの学業に対する姿勢を見てもそのように感じました。

しかし…下天の夢を~e-232
トジコメラレタミタイダ!とすぐ出てくる私、
ゲームばかりやっていてはいけませんな…。

| ムーコ | 2015/03/23 10:01 | URL |














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