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父と犬 2 

当時は携帯電話というものが普及していなかったので
青森で待っている父も母も、公衆電話から連絡はしていましたが
まだ着かないのかとやきもきして待っていたことと思います。

青森に入って、そのまま実家へと向かいました。
犬も一緒ということは、一言も告げずに…。
そして、実家へと到着するとともに
それまで初めての車体験のためか、車内でおとなしくじっと眠っていた竜が
急に犬が変わったようにはじけました。本来の性格が目覚めたのです。
暴れる竜に、子犬のくせに自分より大きな犬が自分より注目されていることに焦り、
ウンチをして注目を必死に戻そうとする先住犬のアズ。
私たちの到着とともに実家は大混乱に陥りました。
以前にウサギを連れて突然青森に戻ってきた前科がある娘とはいえ、
まさか夫の実家に行って犬を連れてくるとは予想外だったようで
母も呆気にとられていました。
が、父は犬好きのせいか、ちょっぴり嬉しそうでした。
めんこいね~♪と言って、母にどこが!! と言われて怒られていたように思います。

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竜がやってきて間もない頃の写真です。
仮面の下の父の顔は笑顔です。
父は少々髪の毛が薄いので、仮面のほかに娘のサービス精神で植毛もしておきました。
こうして、竜もともに生活をはじめ、
私たち夫婦の住んでいた家は実家と近かったので、行ったり来たりしながら
竜も父、母、犬のアズに慣れていきました。

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私に抱かれる子犬の竜。
こんな時代もあったんだなぁと先ほどまで、優しく微笑みながら
アルバムに見入っていたのですが
私の指の出ている位置がおかしいことに気付きました。
袖口ではなく、袖の途中から指がはみ出している!! 
ところどころトレーナーに小さな穴も開いています。
全て竜との格闘の末に、開けられた穴でしょう。
当時はジャージやトレーナーが全てこのように、引っ張られて穴が開いていました。

私とのあくなき格闘は日々続けられていましたが
竜にとってはまずまず楽しい子犬時代だったのではないかと思います。
まもなくショマが生まれました。
ショマが他の子とはどこか違うなと気付いたのは
生後10ヶ月前後のことだったと思います。
それからは一日の暮らしを終えることだけで
心身ともに疲れきってしまうような毎日がしばらく続き
竜の世話を放棄してしまうことはなかったのですが
そこに散歩って楽しいな~、竜を大切にしなきゃという気持ちを込めていたかといえば
そうではなく、散歩は育児から逃げ出して一人になれるというだけの時間でした。

そんな私のことを見かねていたのか
父から青森で竜を引き取るかという申し出が何度かありました。
ショマから目を離せない状態でピリピリとした家にいるより
田舎で自由にのんびりと暮らした方が竜のためになるのではないかと
もう手放したほうが竜のためかもしれないと何度も思い、夫とも相談しました。
でも竜のためにはなっていないと思いながらも、どうしても手放せなかった。
格闘しながらも楽しかった竜と暮らした時間を思うと、思い切ることができませんでした。
私たち夫婦とショマ、そして竜のことを心配してくれた父の気持ちはとてもうれしかったです。
今、ショマも落ち着き、竜もそれなりに穏やかに暮らし、
竜も小梅もみんな家族だから青森に連れていっちゃだめ!と
スズが言うのを、仙台のこの家で見たり聞いたりしているので
父も少しは安心してくれているのではないかなと思います。

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当時は悩み、夫とも何度も相談を重ねたのですが
父のもとへと竜を渡すことを思い切ることができなかった理由のひとつに
父の『犬の躾け方法』が独自路線ということがありました。
こういうことは本来言ってはいけないのでしょうが
小さい犬ならギリギリ許されることでも、大きな犬ならどうなの?と湧く疑問。

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そのひとつ、先々月、仙台にやってきたときに目撃した
小梅ちゃん、林檎がほしいよ~♪なら母K子に飛びつきなさいという父の指導です。

| 犬関連 | 05:28 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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