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父と犬

私が初めて犬を飼うという体験をしたのは幼稚園の時でした。
幼稚園から戻ってきたときに、白いマルチーズの子犬が家にいました。
女の子で名前はルルちゃん。親戚の家で生まれた犬でした。
ルルちゃんは人間の子ども嫌いの犬で姉と私にちっとも懐かない犬でしたが
可愛さのあまり、私はいつも追いかけまわしていました。そしてもっと嫌われた、と…。

次にやってきたのはポメラニアンの雄犬、名前はボンちゃんです。
どういう経緯で家に来ることになったのかは謎ですが
子犬が生まれた家があるというので、真冬の寒さが厳しい日に
そのお宅に子犬を見に行って、どの子犬にするか決めたことを覚えています。

次にやってきたのはポメラニアンの雌犬、アズでした。
近所の方から子犬が生まれたので飼わないかとお願いされて飼うことになったようです。
家に帰ったら、いきなり犬が増えていてびっくりしました。高校生の時です。

こうして比較的 間を空けることなく、犬が家で私たちと暮らしていたのは
母はきっちり世話をする人ではあるけれど、
動物好き好きスーキスキという人ではなかったので
私の父が犬を好きな人だったからではないかと思います。

現在、犬と生活をともにしている私の夫はもともと犬が苦手でした。
私の実家に犬がいることを知らずに遊びに来て
驚き、ソファの上に助けてといって逃げ、小さな犬に飛びつかれていたあの光景。
姉の友人でやはり犬が苦手な方がいて、ソファの上に助けてといって跳び乗ったのを
見たことがあったので、犬が苦手な人は高所へ逃げるものなのかと思いました。
夫も実家のアズと触れ合ううちに、やがて犬のことを好きになりました。

そして出会ったのが竜太でした。
もともと、竜太はショップにいた犬です。
結婚後に迎えるはじめての正月、夫の実家へと出向きました。
夫の実家のそばに犬と遊べるテーマパークのような場所があったのです。
大きな犬と散歩もできると知り、正月二日に出かけていきました。
そのとき、散歩コーナーで出会った犬が
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凛々しすぎる彼。
思い返すと、商売として様々な人と散歩をしなければならない犬も切ないなと思うのですが
もう彼にとってはその仕事も当たり前のことなのか
尻尾を振ることもせず、表情もこのまま、怖い顔でじっとしていて
ただ時間が過ぎるのを待っているという感じでした。

犬ってこんな生き物だったかなぁと思いながら散歩タイムも終了。
その後、付属のショップで竜に出会いました。
もう体も大きくなっていて、ケースの中で寝ぼけ眼をこちらに向けてきました。
またまた今思い返すと、竜はさほどかわゆ~いという子犬ではなかったのですが
売れ残れば散歩犬になるかもしれない、この犬は連れて帰らねばならぬと思ったような。
が、それも後付けの理由なのかもしれません。
その時はとにかく竜がかわいらしく(見え)て
まもなく私たちは住んでいる青森に戻らなければいけないこともあり、
今連れて帰らねば一生会えないのだという焦りが夫と私に生まれていたのでしょう。

そして連れて帰る。
はじめて夫の実家でゆっくり過ごす正月に、出先から犬を連れて現れる嫁に
お姑さんも驚いたというか呆れ、不安を覚えたと思うのですが、
自分達で決めたことならという感じで何も言いませんでした。
翌日三日には青森に戻る予定でしたが、三日の東北方面の天気は大荒れの予報でした。
犬もいることだし、これは早々に旅立とうというわけで
日付が三日に変わるころに夫の実家を後にしました。
早めに出たというのに天気は荒れに荒れて、高速道路も通行止めになってしまいました。
下道を使ってのノロノロ運転。
宮城県から先へ進むと吹雪で前も見えません。
岩手県よ、どうして君はそんなに大きいのか。いつまで走っても岩手です。
途中仮眠を取ったりしながら、青森に着いたのは三日の夜8時でした。

| 犬関連 | 03:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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