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入学式を終えて

昨日、入学式を終え、スズも晴れて高校生になりました。

冷たい雨が降る一日。式典の間も屋根を強く打ちつける雨の音が響いていました。

午前中に式の練習をして、式は午後から。
うまくできるかしら…と心配そうでしたが、
みんなと一緒に姿勢を正し、前を向いて式に臨んでいました。

制服の採寸をしたのが2月。春休みの間に3㎝くらい身長が伸びたような…。
新入生なのに制服のズボンの裾が短いと母さんは厳粛な式典の間気になる。

入学式を終えて、教室でHRをして、そのまま寄宿舎へ。
担任の先生、寄宿舎の指導員の方たちとの顔合わせも終わりほっとした様子でした。

これから三年間の高校生活が始まります。

スズについてあれこれ思うところを残しておきたいと思います。
親ばか目線があるかと思いますが、大目に見ていただければと

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スズは母親である私自身の幼い頃、年若い頃に似ているところがあって
人と人との関わりあいでどのように振る舞うのか
自分自身の身の置きどころに困難を感じたり、心が揺れる様子、
すべてがわかるとはもちろん言えないけれど、
彼の心の動きが伝わってくることが多々ありました。

小学校・中学校と支援学級で過ごし、
信頼できる仲間と少人数で過ごす時間を持ちながら、
より大きな集団である通級学級で適応できるよう段階も踏み、
同世代の仲間との関わりあいに恐怖感を覚えるという心に変化がみえました。
部活動に参加できたことが大きかったのかな。

いろいろなことを積極的にやってみようという気持ちも芽生え、
心の保ち方、切り替え方が中学校生活で大きく変わったように思っています。

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家での生活ではやっぱり動物との関わりあいが中心の生活で、
猫はもちろん、ゴンちゃんのこともとても可愛がっていました。
残念ながらコメシティのことは覚えていないそうです

ミルクボランティアをはじめ、
数匹ではありますがお外の猫を保護するという猫の活動に関しては
スズの存在は息子というよりは、志を同じくする仲間という感覚でおりました。

スズにとって可愛がってきた子猫との別れは非常に寂しいものであるようですが、
幸せになってほしいという思いをしっかり持ってくれているのがありがたいことでした。
手が足りないと思うときも、事故がないよう上手に面倒をみてくれました。

そして募金活動への協力。
ねこフェスタ 
3月の「ねこふぇすた」での募金活動です。
募金をなぜ必要しているのか伝えること、
人様のお金をお寄せいただくということへの感謝の気持ちを忘れずに
大きな声でお礼を伝えること、がんばってくれたと思います。

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寄宿舎への荷物の搬入を終えた日曜日、
夕食をともにした青森の祖父母に激励の言葉をかけられ、
高校で勉強をがんばって
将来ショマと二人で暮らせるだけのお金を稼ぎたいとスズは答えました。

青森の父も母もその言葉を聞いて涙ぐみ…。
そんな意思を持ってくれているのは本当に本当にありがたいことだけれど、
私たち親としてはそんなつもりはないんだよ、
ショマが生きていく環境を整えるのは
元気なうちに私たちが考えるべきことであって。
あなたはあなたのことを考えてほしいと私たちから伝えました。

ショマも夏からグループホームに入る予定で、
でもスズはたぶん反対しているのです。
はっきりとは言わないけれど、言葉の端々から感じるものがあり…
自分がかんばればと思っているのかな。

私たち親にも入り込めない兄弟二人の絆があり、
二人が仲良く育ったことを嬉しく思いながらも、
まだ幼さが残る子どもにここまで考えさせてしまうというのが、
うーん…複雑でもあり。うまく言えないけれど。

入学式に向かう車の中では
「僕がいなくても、ショマの面倒をちゃんと見てあげてね。」と言われた
そもそも私への信用がないのかしらん

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昨日の入学式では、町の教育長から来賓として挨拶がありました。
教育長はショマの支援学校小学部在籍時に校長先生をしていらした方です。
ショマの小学部の修学旅行に同行してくださり、
たくさんのお土産話を教えてくださいました。

子どもたちの登校・下校時には一人一人に丁寧に元気に声をかけてくださり、
保護者の尊敬と信頼を集めていた校長先生。退任のときはみんな泣いていました。

定年後に教育長となり、
スズが通うことになった高校の開設に尽力していると聞いていました。
スズの高校はまだ開校2年目。
まだできたばかりの学校ですが、
あの校長先生が熱意を傾けて開校の準備をしたのならよい学校なのではと思っている私。
昨日は子どもたちに声をかけてくれたあの頃と変わらず
ハリのある声を聞くことができて感激してしまいました。

さらに、入学した高校の現・校長先生も
ショマが支援学校で大変お世話になった先生で、
スズのことも小さいころから知っている先生です。

小さな縁が集まって道になる。

最近聞いた言葉を思い出していました。

私が出会った人、ショマが紡いできた縁も少しずつ集まり
そしてスズがこれから出会う人たちと紡ぐ縁もまた
彼が歩く足元を踏み固めてくれ、道になっていくのだと思います。

介護の勉強、食品製造の勉強、サービス業の勉強、学校で多くのことを学ぶことになります。
寄宿舎では自分で自分の身の周りを整える力が求められることと思います。
難しくて嫌だな、面倒だなと思うこともあるだろうけれど、
人との出会いと学びを大切にして、
振り返ったときによい3年間だったと思える日々にしてほしいと願っています。

| 自閉症関連 | 20:13 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

スズくん

スズくんと初めてお会いした時、彼は私の背よりほんの少し小さかった…
あどけないけどしっかりとした考え方を持っていて「野に咲く」ことと「野生」について話し合いをしたのがつい昨日のことのようです。
子供らしくあちこち走り回っていても、猫や犬を連れた人を見ると丁寧に挨拶をしてほんのひと時遊ばせてもらっていました。
幼さと大人っぽさを併せ持つスズくんの将来を、ずっと見させてほしい!とその時強く思いました。

そんなスズくんが親元から巣立って、とうとう高校生になったのですね。
ショマくんとの将来を見据えた言葉、どーんと胸に響きました。
ムーコさんへの信頼がないんじゃなくて(笑)それはきっとスズくんの気構えなのかもしれませんね。
ここ最近よく泣く私ですが(by six dragons)今日またスズくんに泣かされました。


息子さんの居ない朝、家に帰って来ない夕方…ムーコさんも淋しかろうと思いますが(私もそうでしたi-230
にゃーにゃーカクカク、たくさんの「こどもだち」が一緒だから大丈夫ですよね!
そして気分転換のドラマもね!

| みゆこ | 2017/04/13 12:50 | URL | ≫ EDIT

みゆこ様

みゆこさん、こんにちは!

さっき家に戻ってきましたi-179
寄宿舎生活はとても楽しいとのこと。寄宿舎に入ったんだと実感するのはみんなで大きなお風呂に入るときだそうです。
小・中と給食が苦手で、その点心配していたのですが、給食もとても美味しいと。
今日はニコニコとしていて、入学式の日は元気なくてごめんなさいと謝ってきました。
まだ4日間ですが、学校生活を体験してみて安心したのだと思います。
明日でちょうどスズも16歳になります。
どんな高校生活を送り、どんな風に変わっていくのか、
引き続きみゆこさんに見守っていただけると嬉しいです。

成長してからは、私といるよりショマといる時間のほうが長くなり、
私よりショマのことをわかっているという自負もあるのだと思います。
スズがショマを助けている部分は大きいですが、
ショマの学生時代のことを知っていて、スズに声をかけてくれる方もいる、
互いの縁がつながり合い、目に見えなくてもスズもショマにも支えられているんだなと改めて感じた入学式でした。
小さな縁が集まって道になる、さて誰の言葉かな~
泣いてばかりのみゆちゃんももうすぐわかるかな~わはは。
わかったらまた泣くに10000みゆこ。

スズ帰宅後のさーくん。
スズはべったり甘えてくれるのを期待して戻ってきたようなのに、
今のところ、ちょっと距離を置いているんですよね。
女の子組は歓迎歓迎なので、少し寂しくなったようです。
さーくんはまだ現実がおっつかないの。
脳みそがスズのことでいっぱいになるまで少し待ってあげてi-201と。
がんばれ、さーくんの脳みそi-199

| ムーコ | 2017/04/14 18:53 | URL |














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