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ショマスズと私とお母さんと

前回の続きです。

つくばワンワンランドからやってきた子犬が、大暴れ時代を経て、
1歳2ヶ月になろうとしている頃、ショマが生まれました。
ショマが生まれた年は冷え込みが厳しく雪も比較的多い年でした。
姑―お母さんが大雪の中、生後10日ほどになった
ショマに青森まで会いに来てくれました。

【まだ赤子なもので、おもてなしも出来ずかたじけない。】 
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もともとお母さんは子どもが好きな人でしたし、ショマの誕生をとても喜んでくれました。
生後10ヶ月ほどでなにかおかしいと思いながら、
やはり遅れがあるとわかったのが1歳6ヶ月検診時。
その後、ただ遅いのではなく、
障害と名がつくほどの遅れと判定されたのが2歳のときです。
姉から電話がかかってきて、ワーワー泣きながら診断の結果を伝えたのは覚えています。
お母さんには電話で伝えたと思うのですが、
どういう風に伝えたのかまったく覚えていません。
だから、お母さんがどの程度までショマの状態を理解して
そのとき、私にどんな言葉をかけてくれたのかもよくわからないのです。
その後、発達障害に関する資料をコピーしてお母さんにたくさん送りました。
専門用語の多い資料で、該当する子どもが目の前にいる私でも
読んでもさっぱりわからねぇ状態でしたが、お母さんは熱心に読み込んでいたようです。

まもなく私にも二人目の子どもが生まれることになりました。
予定日は春4月で、ちょうどショマが保育所に入所することになっていた春でした。
実家に戻って出産していては、保育所に連れていくのが遅くなってしまう。
生んで動けるようになったらすぐに、
私がショマを保育所に連れていく体勢にしたいと思っていました。
その体勢に持っていくには仙台で出産だ! 
お手伝いに来てくれるのは実家の母K子です。
ところが、ところがですね、出産目前・予定日目前に、母青森に泣きながら帰る、です。
夫と―夫といっても、私の夫―と大喧嘩したのです。
原因は些細なことだったと思うのですが、突然夫の目の色がキラリと変わり
母に対しキレたのです。
キレておし黙って2階に駆け上っていじけるとか、
かわいらしいものならよかったのですが…。
YOU、腹が立っても年長者を怒鳴りつけるのはイクないな!という有様になったのでした。
母、はじめて男の人(しかも娘婿)に怒鳴られた、傷ついた、
ウワーッと大泣きしてそのまま青森に帰ってしまいました。
待って~~赤ちゃん生まれるんだけど~。

母と夫、どちらが悪いかといえば、どっちも悪かったな、うんと思うのです。
たださ、私とショマはどうなるのよ、もう次の子生まれっちゃうわ! とも思うのですよ。
青森に帰った母は腹が立って悲しくて、すぐに夫のお母さんに電話をしたのでしょう。
一体その電話で母が向こうのお母さんに何を言ったのか想像するだに恐ろしいだに。
まもなく姑から電話がかかってきて、ごめんね、私が行くからと言ってくれて
翌日すぐに仙台に来てくれました。このときお母さんは体調がよくなかった時期でした。
それに加え、息子と、私の母との大喧嘩にたいそう心を痛めていました。
さらに私がいない間のショマの扱いも覚えてもらわなければならないし、
ゴミ出しのルールや、買い物の場所も覚えてもらわなければいけません。
いつも三越目的で来仙している母K子が自然に覚えてしまった仙台ルールも
短期間で覚えなければならず大変だったと思います。
出産して戻ってきた後、やはり気が抜けたのか数日床に伏せってしまいました。

それでも、お母さんとショマと新しく誕生したスズと過ごしたこの時期は
(お母さんには諸々の心配ごとがあったと思うのですが)
とても優しい静かな時間が流れていたように思います。
たらいにお湯を張って、スズをガーゼダオルにくるんで
お母さんと二人であーだこーだ言いながら洗いました。
ショマはお母さんに『えをかくゴリラのおはなし』と『おばけのてんぷら』という絵本を
しつこくせがんで読んでもらっていました。

この時期のショマのやること―
高いところに登る、落ち着きなく走り回る、パニック、
本を読めば私の手を掴んで指をささせる、いわゆるクレーン現象、
障害に起因していると思われる彼の行動が私は嫌で嫌でたまりませんでした。
反面、お母さんはショマの行動はこういう意味かしら?
ショマはこう言いたいのかもしれないね、といつも予想して好意的に見ていました。
いやいや、お母さん、別に意味なんてないですよ、
この行動は障害によるものでしょう、お母さん資料読んでるはずなのになと
密かに心に思う私。

でも今になって思うのです。
ショマ、お前幸せな子だなと。
彼の困った行動の中に、私は彼の良さとか行動の意味を見出すことはできませんでした。
でもずっとずっと君のよいところを見ようとしてくれていた人がいるんだよ。
それってすごく幸せなことだよね。

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ありがとうございます。よろしくお願いします。
ごめんなさい、まだ続きます。
全部終わったらコメント欄あれますね、…素でタイプミス、開けますね。

※夫と母K子はその後、和解して和気藹々と仲良くやっています。
 腹に据えかねることがあっても、目の色は変えないように夫にも言ってあります。

| 自閉症関連 | 17:02 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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