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ベンジャミン・バトン 数奇な人生

数日間撮りだめておいた写真がスズによって消去されていたことに気付く、
そんな衝撃的な朝を迎えました。
さて、今朝はアカデミー賞授賞式の話題でニュース番組が盛り上がっていました。
広末涼子ちゃん、綺麗だったなぁ。
さてさて、ちょっと前にアカデミー賞作品賞候補作のうちの一本、
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を観に行ってきました。
たいした感想も書けないので、記事にする予定もなかったのですが
写真もなくなったことですし(ぐす。。)、授賞式をテレビで見ながら
ちょこっとだけ感じたことを書いてみようかなと思います。

主役のベンジャミン・バトンを演じるのがブラッド・ピット。
80歳で生まれ、どんどん若返っていくという役。
80歳で生まれるってどんなよ?と、どうやって映像表現するのかと思っていたら、
顔は老人様で、体は赤ちゃんでした。
80歳で生まれるってどう説明するのよ?と思ったら、
その点はこの映画では重要ではないらしく、
まあそういうこともあるんだろうってな感じでさくさくと、
監督がデビッド・フィンチャーなので途中で奇天烈な展開になるのかと
半分期待していたのですが、淡々と話が進んでいきました。
設定 は違うんだけれど、「フォレスト・ガンプ」と話の進み方が
似ているなぁと思っていたら、脚本家の方が同じなんですね、納得。

ベンジャミンにとっては若返りが成長。
ベンジャミンの成長の過程で、ベンジャミンが出会うのがデイジーという幼い女の子。
生まれ、子ども・青春時代を送り、やがて老いる―通常の成長過程を辿るデイジーと
デイジーと逆の時間を生きるベンジャミンとの時間が交わって…というお話でした。

またまた自分のことになってしまいますが、
ショマが小さいときに、もう誰に言われたのかすら忘れてしまいましたが―
うーん、母子通園施設での勉強会のときだったでしょうか。
いつかは皆老いて、この子たちのようになるのよ、みんな行く道よと、
たぶん励ましとしてかけられた言葉だったのだと思います。
自閉症は認知の障害とも言われますから、
老いていく人間と重ねての言葉だと思うのですが、たぶん、そのときは、
ショマにとっては認知障害が一生続くんだよ!と腹を立てたような気が…。

ショマはもちろん老いて生まれたわけではないのですが
少しずつ認知の能力を獲得しながら成長を続けて、
その先はどうなるのだろうと考えたことがあります。
ある程度まで成長したら、ゆるやかに認知能力は下っていくのだろうかとか。
老いたときに、はじめて同世代の人間の能力と同じくらいに近づくのだろうかとか。
そのとき私も生きていたとして、当然私も老いているわけですから、
私とショマの時間が(あくまで能力という面で)対等に交わるのかしらとか。
私たちは別れのときをどのように迎えるのだろうかとか。
ベンジャミンとデイジーが同世代の人間として交わるときが短期間あるけれど、
逆方向に時間を重ねているので、二人の交わる時間はまた離れていく。
そんな描写を見ながら、私とショマの時間の重なり、
以前に考え込んでいたことを思い出して、切なくなってしまいました。
なにも逆方向に時間が進んでいるから切ないわけでもなく、
どう生まれても生きても、皆別れのときという道に向かって生きているから切ない。

DSCF0024.jpg 
障害を持つ人も

IMG_2405.jpg 
少しずつ老いていく者も、今を盛りと生きる者も

DSCF8066.jpg  
始まったばかりの命も

DSCF5648-1-1.jpg 
病を患うものもいて

ベンジャミンだけが数奇な人生を特別に生きているわけでもなく
(劇中出てくる雷に打たれ続ける人もかなり数奇かと思いました…。)
みんなそれぞれ自分の命を生きながら、同じ方向に向かって生きているんだなと
家族のことを思い浮かべながら感じました。
私がそれぞれの命、生を見つめるように、
私も誰かからその生を見つめられているかもしれないことを心に刻みつつ、
偶然や、出会いによって左右されながら
終わりに向かって進むことへの切なさを積み上げて、
その中にどんな喜びを生に挟みこんでいけるのか、
これからの生き方についてちょっぴり考えさせられる映画でした。

うーん、映画の感想はやっぱりうまく書けないと思っていたら
「おくりびと」外国語映画賞受賞!! すごいぞ「おくりびと」。
でもこれだけ話題なのに観てないんです。しょぼん。

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尻切れトンボな感想ですみません、よろしくお願いします。
少しだけ続きがあります。


今でこそ、たーけしTKC武と騒いでいる私でございますが、
20代前半はブラッド・ピットの熱狂的なファンでございました。
目撃DQN ブラピファイル。 
「テルマ&ルイーズ」に始まり、「リバーランズスルーイット」で撃沈。ブクブクブク。
ショマ出産後に最初に観た映画も「セブン・イヤーズ・イン・チベット」。
今回の映画が、大好きだった「セブン」、「ファイトクラブ」のフィンチャー監督ということで
久々のブラッド・ピット映画の鑑賞と相成りました。
ええ、映画の感想として何がよかったって、
ベンジャミン若返りの過程で、フライフィッシングをシュッシュッとしていたころのような
青年若ブラピを拝めたことです。
ミーさんとハーさんの間に子どもが生まれたら君になると夫に言われる私の感想。
でもおすぎです!!タンも同じこと言ってた…。

| 趣味・嗜好・TKC | 13:58 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

ベンジャミン・バトン

はじめまして。

自分もベンジャミン・バトンを先日観てきました。

人との出会い、そして人は人に支えられて生きているんだな~と実感させられました。

当たり前のことですが、普通に人生を送れていることに感謝しています。

| じん | 2009/02/23 18:06 | URL |

想像

いつも思うのですが、ムーコさんの文章は、とても繊細な織物のようです。一つひとつキラキラした言葉が紡がれて、読み進んでいくにつれてさらに美しいタペストリーのようになってる感じがします。私には言葉で表現しきれません。
『ベンジャミン・バトン』の話を読んで、物語がドップラー効果のように見えました。切ないです。『おくりびと』も見たいと夏から言っていましたが、まだ見ていません。DVDが出たら購入して、気持ちが落ち着いたら見ようかななんて思っています。
人は生まれてきた時から命を全うすることが運命付けられていますが、自分の生まれた意味は何だろうと思います。きっと意味があるはずなんですが。。。まだ見つけられずにいます。
あ、でも、ムーコさんに出会えたことにはとても意味があると思って感謝しています。これも小梅ちゃんとソフィアのおかげですね。

| ソフィマリア | 2009/02/23 20:00 | URL | ≫ EDIT

私も観ましたよ~「ベンジャミン・バトン」
あの施設の中だから、ベンジャミンは違和感なく生活できたのかな~なんて思ったけど・・・最後がね~(^^;
そそ。あの雷に7回も打たれたじいちゃん、おかしかった!

ダウン症の脳も痴呆症の方の脳に似てるらしく、私は痴呆症の人相手に生活してるんだわ~なんて。。

| かっちママ | 2009/02/24 22:48 | URL |

じん様

はじめまして、コメントありがとうございます。
じんさんのブログでの感想も拝読しました。
ベンジャミン・バトン、賞は逃しましたけれど、
人間の一生って何だろうと静かに考えさせてくれる
やさしい映画だったと思います。
デイジーが赤ちゃんを抱くところでは涙が出てしまいました^^

| ムーコ | 2009/02/25 05:53 | URL |

ソフィマリア様

大事なことなのでじっくり書いてみたかったのですが
ちびこのお迎えが迫っていたときで^^;
中途半端な感想になってしまいました。
それなのにほめていただいて、もう、ありがとうございます。

ソフィマリアさんからコメントをいただいて、
また少し書ききれなかった分も含めて考えていました。
生きていくと経験を通して色々な思いが積み重なって
層のようになってくるけれど、
積み重ねてきた思いにもいつかは別れを告げて、
今いる場所を離れなくてはならない。
生がなんとなく切ないのは層の底流に、
いつかは終わるという意識が流れているからなのかな、
そう思いました。

終わってしまうのだからいいかと虚無感に陥るのか、
終わってしまうからこそ意味を見出していくのか…、
私も自分の生きている意味ってよくわからないけれど
答えは出ないかもしれないけれど
意味を求め、探し続けていけるような人間でありたいと願っています。

ソフィアちゃんとのこと、本当に私不思議で不思議で。
ソフィマリアさんの記事を読んで、
親戚サイトの登録していたんだって思い出して。
それでより深くつながっていることがわかって^^
ソフィアちゃんと小梅、
かわいい娘っ子がもたらしてくれた縁、大事にしたいです。

| ムーコ | 2009/02/25 06:12 | URL |

かっちママ様

かっちママさんも観られたんですね。
映画というとモーニング上映で観るしかないので
足が遠のきがちなのですが
やっぱり劇場で観るのはいいなぁと思いました。
これからは観たいと思ったらこまめに足を運びたいです。

ベンジャミン、ちょうど暮らしていくのに
違和感のない場所で拾われているんですよね。
それも縁で、本人には幼い?ながら葛藤や疑問があったのでしょうけど、
周りの人にはさほど違和感がないんですよね。
私はデイジーがなんでベンジャミンじゃなきゃいけないのか、
そこをもう少し詰めてほしかったかなぁ。
ベンジャミン→デイジーはなんとなくわかるんですけど。
きゃ、評論めいたことを言ってしまいました。
雷の人もね、出てくるたびに、もう無理でしょと思っておかしかったです。

>ダウン症の脳も痴呆症の方の脳に似てるらしく、
知りませんでした、そうなのですか。
脳って不思議ですよね、
私、うちのちびっこたちを見ていてもちょっとした違いなんだろうなぁと思うんです。
ショマは小さいころ、可愛がってもらっているお婆ちゃんから
ちょっと頭の中見せなさい!!って言われてました^^;
私も参考までに少し覗いてみたい気も…。

| ムーコ | 2009/02/25 06:27 | URL |














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