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学校が足りない。

来年度からはショマも中学生。
今の学校の中等部にそのままあがる予定ですが、
いま一度中等部の活動の様子をじっくり見たいと思い、
昨日は学校見学会に参加しました。

来年からはキャンドル作りなど作業実習もはじまります。
中等部の皆さんが取り組んでいる作業工程を見せてもらいました。
溶かすろうを割って箱ごとに分けたり、完成品をラッピングしたり、
それぞれの役割に応じて作業している様子を見ることができました。
色が複雑に交じり合った美しいキャンドルの完成品が箱に積みあがっていました。
大阪・池田市で行われている  『いけだ夢燈花』 という市民活動があります。
尊い子どもたちの命が奪われた大阪、池田小での事件。
断じて二度とこのような事件が起こることがないように、
子どもたちの安全と平和を願ってキャンドルを灯すのです。
この活動に宮城県の支援学校の生徒たちが作ったキャンドルが贈られています。
ショマも、わずかな部分ではあるけれどこの活動の一翼を担うことになります。
それをどういっていいのか、言葉が見つからないところもあるけれど
もしショマがキャンドルを上手に作れるようになったなら、
子どもたちの未来を願って火を灯そう。

学校施設の見学や、作業実習の様子を見学して
中等部の先生から説明を受けました。
学内での話なので、こんな話があったと詳しく書くことはできないのですが
支援(養護)学校が今置かれている現状をざっくばらんにお話してくださり、
それは私たち親が近年危惧していることにおよそ重なる話でした。
まずは生徒数の増加により、教室が足らず、限界が近いということ。
教室不足の問題は、ショマが通う学校だけでなく、
宮城県全体、そして市町村別に差はあれど全国的に、
特に希望者全員を受け入れている学校において慢性化しているようです。 

2009年6月27日朝日新聞の地方版の記事にも宮城県の現状が掲載されました。
記事取っておいてえがった。
プレハブの増築を続けた結果、校庭がプレハブで埋め尽くされる学校のことや
作業学習では、一人当たりのスペースが狭いために取り組む内容が限られたり、
個人の能力に応じたグループ分けができない問題が生じていることなどが
報じられていました。

昨日の見学会では地域の小学校の支援学級などに通う親御さんも多数訪れており、
教室が足りない、限界が近いという話が何度か出てきたので
じゃあどこに行けばいいのよと憤りを感じた方がいるかもしれません。
でも過密状態の学校に実際に通学させていると
毎年、教室割りに教職員の方がいかに苦心しているのかが伝わってくるのです。
ここもつぶして教室にしちゃったんだ…というような場所に
ショマたちのクラスが入ったことも数度あり、
ロッカーがなくて急ごしらえでそれらしく整えたりした年も。
小学部でもぎゅうぎゅうだと思っていたけれど、
昨日中等部を見学させてもらったら、当たり前だけど
成長してみんな体も大きいのですものね、もっとぎゅうぎゅうでした。

この限界に近い環境で
思うような教育、支援ができているのかという教師としての自問自答というか、
私たち親とはまた違う憤りが、見学会の説明をされていた先生から感じられました。
そして生徒のほうがよく我慢しているものだと感じるとおっしゃっていました 。

地域の中学校の支援クラスの事情に私は明るくないのですが
こちらもまた環境が整っているとはいえないし、
新たに支援クラスの創設を望まなければならないのが実情のようです。
地域の中学校も難しい、定員制のある学校は入るのが難しい、
そうなると、どんどん限られた学校に生徒数は集中していき、
結果、その学校に通わせることが必ずしも本意ではないという
生徒・保護者の増大につながるのではないかと思います。
では、行政に陳情だということになるのですが、
仙台市教育委員会は学校新設には否定的な姿勢を示しています。
じゃあ、宮城県教育委員会だな。
過密化解消の議論は行われているようですが、なにせ財政難。先行き不透明。
でも過密化が進んで
どこの学校も定員制を敷くような事態に移行していくようなことになったら
行き場をなくした子どもたちはどうすればいいのだろう。

昨日は学校を周っていたら、ショマたちのクラスが畑に出ているのを見ました。
ちょうどひと回りしたころ、みんなでとうもろこしの収穫開始。
一本もいでみんなで 「とったどー!」 と叫んで、
声を合わせて ♪ 友達がでーきーた とうもろこしの名産地~♪ と歌っていました。
たのしそうだ。

財政難の現状で、支援学級の創設、
支援(養護)学校の新設は、設備面でもより大きな負担となることでしょう。
社会の中にあって、
障害のある人たちの生産性は一般の方に比べて低いと言わざるをえません。
そこにお金をかける余裕は…という声もあるのかもしれません。
誰もがよりよい生活の充実を求めていくことは当然のことだし、
まず優先されるべきは障害者、豊かなよりよい教育の権利を! と
強く主張するつもりはまったくないけれど、
学校に楽しく通えるような環境や、ささやかな喜びくらいは保障できるように
大丈夫、お母さんたち頑張るからと子どもに胸を張れるくらいにはならんと、と
昨日の見学会に参加して思いました。と今さら私が思う間に、
行動に移している方は多数いらっしゃるようで、
学校新設を求める署名運動も広がっているようです。
ええ、まず署名欄をぜんぶ埋めて出すど。(母K子分とか、範囲狭いけど。)

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  ありがとうございます。よろしくお願いします。
  
  今日はこれから養護学校や発達支援学級はどのようなところかを
  保育所の保護者の方に向けて話をしに行きます。ドキドキドキドキ。
  三度目なのですが毎度緊張します。御手洗いに行っておこう。

| 自閉症関連 | 13:05 | comments:15 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

任せなさい。

私も署名していいんだけど。
まじに。
何人かは、集められますよ。
福岡県じゃ、有効じゃない?
用紙、PDFファイルかなんかで、送って~。
職場にファックスでもいいけど。


私にお金がたーんとあったら、とってもすばらしい私立の学校を、ばーんと建てるのに。
校長先生は、ムーコ先生で。

| 納言子 | 2009/09/03 17:20 | URL | ≫ EDIT

私にも…

ムーコさん、こんにちは

ここしばらく、手元にパソコンがない為に、携帯から日記を拝見させて頂いているので、日記と素敵な写真の全貌を見られずに、残念な日々を送っておりました…。
パソコンのそばに戻ったら(変ですね~?!)、またじっくりと日記を読ませて頂き、コメントも是非と意気込んで(意味不明ですみません)いたのですが、それに先立ち一言…。

私にも何かお手伝い出来ることはないでしょうか
ムーコさんの主旨に賛同していますので、必要とあらば是非私の名前を署名活動に使って頂けたらと思います。

詳しい事情をわかっていないかもしれないのに、差し出がましいことを言って申し訳ありませんm(_ _)m

お役に立てないかもしれませんが、応援しています



| Belle | 2009/09/03 18:14 | URL | ≫ EDIT

私も…

遠い昔、形が崩れるまでタオル(の残骸)を手放せなかったあこです


とうもろこし収穫に歓びの唄で盛り上がるショマ君達が、大人の(お国の)事情に押し流されてしまわないよう、微力ながら私もお手伝い出来るなら是非署名に参加させて頂きたいのですが……

いつも真っ直ぐなムーコさんの一ファンとして…
子を持つ母として…
…どうしたらよいのだろう??
…千葉からじゃ無理でしょうか??


| あこ | 2009/09/03 23:53 | URL |

宮城県の田舎では新設されて間もない姿も美しい小学校が閉鎖されようとしています。子供の数が少なくなったためです。
抱える問題が違いますが、都市部とは対局ですね。学校を土地ごとそのままショマ君たちが通える所にワープさせられたらいいのに。

| ミキ | 2009/09/04 01:31 | URL |

署名についてコメントしてくださった皆様へ

署名に関するコメントありがとうございました。
お気持ちありがたく頂戴いたしました。

今回の署名活動の趣旨を調べてみました。
「支援学校の増設を求める会」が中心となって
11月の宮城県議会に10万筆を目標として署名を集めるというものです。
今回は学内の有志の方を通して署名用紙が各家庭に配布されました。

10万筆! というとクラクラしてしまう私。
多くの署名を集めるにこしたことはないと思います。
ただ、この場を借りてしまうと、
皆様の個人情報を一時的にも私がいただいてしまうことになるので
(納言子様の場合はすでに、個人情報をがっつり掴んでいますが 笑
 納言子さんを通してそのほか名前をお借りする方の個人情報等は
 私が知ってしまっていいのかな、相手の方にしたらちょっと怖くないかなと考えました。)
こちらの皆様の手を借りずに、
まず自分で直接に集められるところからやってみたいと思います。
現状を読んでもらって、知ってもらったうえに署名の申し出、
お心遣いありがとうございます。感謝です!   

| ムーコ | 2009/09/04 13:45 | URL |

納言子様

納言子さん、ありがとありがと。
せっかの申し出、私を通さず、
事務局にFAXを送信していただこうかとも考えたのですがFAX代かかるじゃんねー。
じゃなくて、県議会提出ということで
若干の政治的意図もからむ話だと思う(そこのところはよくわからないけど)ので、
直接集めてみるね。本当にどうもありがとう。

今回はなごちが大金持ちになることを祈ることにします。
校長ムーコ、建てても誰もこなかったらどうする。

| ムーコ | 2009/09/04 13:55 | URL |

Belle様

わざわざ携帯からi-241
携帯から見るとなかなか終わりにたどり着かないのですよね。
自分の日記なのに、まだ続くんか!とイライラすることがあります。
携帯の画像表示の形を少し変えようかな
(クリックして画像を開く形に)と思いながらまだ手つかずでした。

Belleさん、いつもあたたかなコメントありがとうございます。
署名の申し出、そのようなつもりで書いたのではなかったので
こうしてお声をかけていただいてしみじみ嬉しく思いました。
メールアドレスも記載してくださったのですね。(今気付きましたv-356
今回の署名はまず自分の手で直接集めたいと思います。
竜太とか小梅とか……それはだめだって。
お心遣い本当にありがとうございました^^

| ムーコ | 2009/09/04 14:09 | URL |

あこ様

あこさん自身がちゅぱちゅぱ派の一員だったのですね(笑)
スズが喜びますi-237

署名の申し出、本当にありがとうございます。
現状の説明を受けながら、とうもろこし収穫に沸く子どもたちを見たら、
私もなんともいえない気持ちになりました。
今回は私がここで集めるというのは問題があるかしらんと考えまして、
せっかくのお申し出をお断りする形になってしまい心苦しい気もしますが、
子を持つ母として、というあこさんのお気持ちを
ありがたく頂戴させてくださいね。
ほんとにうれしいです。
とうもろこし送りたいくらいです。
私が作ったんじゃないけど。びっくりするほどおいしかったんですって!

| ムーコ | 2009/09/04 14:16 | URL |

ミキ様

ミキさん、コメントありがとうございます。
私の姉の子どもの学校も新設されてまもないのに
少子化で閉鎖の危機に見舞われました。
小学校はなんとか存続が決まったものの、
私の出身高校がなくなることが決まりました。がーん。
出身校がなくなるなんて思ってもいなかったのですが時代の流れなんですね。

閉鎖された学校を再利用して支援学校に充てるという取り組みもあるようですが、
都市部では該当するケースがないようです。
支援学校の生徒数は今後右肩上がりに増加していくという見通しなのだそうです。
今をやり過ごせばという考えもあるのかしらん。
でも、その今入学しなければいけない子どもたちがいるんですよね。
新設、難しいかもしれないけれど叶ってほしいです。

| ムーコ | 2009/09/04 14:25 | URL |

まったくもって同じ話題がうちの学校でも出ています。
県内の支援学校の一部はもはや限界だってことも、救済措置が必要なことも。
宮城県は特に状況が厳しいようですね。特定の学校に一極集中というか。

そして、それを受けて、本校でもで実際に対策に動き始めています。
一極集中している現状を緩和しようという動きが出ています。
学校サイドとしては、やっぱり苦しいところです。
子ども達の生活、学習を保障したい、でもできない・・・。
なんとかしたい、でも県の財政がそれを許してくれないのですから。
学校という建物を作ることができないのなら、せめてソフト面を充実させていこうってことで、
かなりの急ピッチで対策が進められていて、保護者の方々の不安を拭いたい、
これからの子ども達の未来をなんとか保障したいという先生方の想いが伝わってきます。

これからは私達ももっともっと専門性を高めて行かなくちゃいけないし、
専門性を高めることで、支援できる幅が広がって、お子さん・保護者のみなさんが、
いろんな選択肢を持てるようになるといいな、と思っています。
だって、幸せになって欲しいもん!
頑張ってるお家の方、子ども達の笑顔が私達の原動力ですもの!

| cranberry | 2009/09/04 14:55 | URL |

ちょくちょく見させてもらってます。
応援ぽちぽち。

| シレン | 2009/09/04 19:27 | URL |

ムーコさん、こんにちは。
学校の現状を見ると、本当にすし詰め状態で、子供たちも、気の毒でしょうがないです。
生徒数も増えて、先生たちの手も、きっと足りないだろうなあとというのも、感じます。
ムーコさんも私も、支援学級に通う子供も持つ親だから、きっと数年後、問題に、また直面しますね。
私のまわりでは、今、いろんな動きがあります。自分たちが動かないと、どうしようもない、そう思わざるを得ない現状ばかりで・・といっても、たいした事ではなくて、小さな事からなのですが。
頑張ろうね、ムーコさん!

| minori | 2009/09/04 23:53 | URL | ≫ EDIT

cranberry様

cranberry さん、現状を教えてくださってありがとうございます。
施設の面で今すぐの改善が叶わないなら、
教職員という人材を増やすことは出来ないのかという質問が飛びました。
教員定数が決められているうえに、
仮に増員が認められても、その教員に入ってもらう容れ物がないと。
あっそうだよねとハッとしました。
生徒の教室はもちろん、職員室もぎゅうぎゅうですものね。
それこそ人が特定の場所に集まりすぎているという点では
職員室のほうが厳しいのではないかというくらい。
その厳しい状況の中でも
子どもたちの未来を保障したいという教職員の方がいらっしゃるというのは
親にとっても励みになる話です。

また、マンツーマン指導は出来ないのかといった指摘も受けるそうです。
現状ではマンツーマンは厳しいということでしたが、
通学を通して、子どもは確実に伸びるという話があったのが印象的でした。
厳しい状況が続きそうです。
不平・不満は生まれてくるかもしれないけれど、
親としても子どもの成長している部分は見逃さずにいたいなぁと思いました。

| ムーコ | 2009/09/05 11:09 | URL |

シレン様

ありがとうございます。

| ムーコ | 2009/09/05 11:11 | URL |

minori様

minoriさんこんにちは。
お互いに学校の状況はきっとそっくりですよね。
ショマの学校のほうがまだよいくらいかもしれない。

minoriさんがおっしゃるように
これからスズの入学のときにも必ず直面するときの問題ですね。
そして、今よりさらに切実な問題として自分に迫ってくるでしょう。
軽度発達障害の子の行き場は年齢を重ねるこどに
本当に選択肢が少なくなるなぁと感じます。
minoriさんの周りでも動きは広がっているのですね。
財政は厳しく県がなかなか動いてくれないという状況で
始まりは小さな動きでも、お母さんたちの連動があるのは励みになりますよね。
体を動かす場所なども限られている子どもたちです。
校庭で思いきり動けるくらいの環境はほしいなと思います。
ほんと頑張りましょうね!!

| ムーコ | 2009/09/05 11:21 | URL |














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