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表面に見えることと見えないことと。

先日も少し書いたのですが、ショマの言葉が増えてきました。
適切な言葉が見つからなくて増えたと書いているのですが、
増えたというより、言葉を使って会話をやりとりすることに楽しみを覚えつつある、
言葉を使ってのやりとりや、思ったまま見たままを言葉で伝えることも
コミュニケーションの手段として
彼の中で大きな位置を占めるようになってきた、
聞いているほうはそんな風に思います。

先週末、夫が仙台に戻ってきた日、夕食のおかずがホッケの干物でした。
いいですよね~ホッケ。大好きです。
うちのネコーズも好きらしく (でも塩分きついからあげないよ♪)、
愛姫がやってきて、ショマが座る椅子の下に控えていました。
ショマは愛姫がいるのをちらっと見て

 「めーちゃんはお魚が好きなんですねぇ。」

と言いました。夫と私、配膳の用意をしていたのですが手が止まりました。
本人に面と向かって、すごいすごいお喋り上手~♪というのも
なんだか変な話なので、そうだね~猫ちゃんはお魚好きよね♪と答えながら、
今の言葉、すっごくね? と夫とふたりコソコソ囁きあいました。

昨日の食卓はショマスズと私と3人で囲みました。
おやつにアンパンを買って食べたのですが、
ショマにはそれがコロッケに見えたのですね。
夕食のおかずはコロッケと思い込んでいて、すごくこだわっていました。

 ショ 「明日はかぼちゃコロッケにしましょう。
    一緒に買いに行きましょう。僕が作ります。」

 母  「え~~作るなんてハードル高いな。」

 スズ 「ショマ作れるの?(←何気に失礼) 僕は料理人になるけど。」
     (この後、料理人になってメイドカフェを作りたい発言。)

 ショ 「僕、作れます!」

最近、このような形でやりとりが成り立つことが多いのです。
スムーズな形で聞こえてくるのは 「てにおは」 が
少しずつ備わってきたという形式的なこともあるけれど
人の話を聞いたうえで、場面の状況も考えて
自分で何を伝えたいかというショマの意志が言葉の中に感じ取れるからだと思います。

すみません、お手数ですが、ここから続きを読む形式です^^


もうずいぶん長くブログも続けてきて、
だいぶ前にうちの子どもは自然な会話が出来ないという趣旨で
日記を書いたことがあります。
そのときにコメント欄で、あなたは障害児を普通の子にしたいのですかと、
それは障害がある子にとって、とても苦しいことだと苦言を頂戴したことがありました。
もう、そのときはショックでねぇ。
苦言を受け取ったことではなくて、
私はやっぱり障害のある子を受け容れるなんて出来ていないんだと。

またメールでも、
言葉も伝達のひとつの手段ではあるけれど、
自閉症者はそれ以外の手段でも
たくさんのメッセージを伝えていますよという言葉をいただきました。
もうずいぶん前の話だからいいよね、沢タン。
今では親友になった(と思っている)リンク先の 『まるは呂具。』 の沢さんと
頻繁にやりとりさせていただくようになったのはこの時からと覚えています。

やはり、育てている側のこちらは言葉を使っての伝達を主としているので
言葉で伝えてくれるのがとっても嬉しいのですよ。
単純にわかりやすいから。
だから、自閉症児としてショマが使うほかの伝達手段を非常に軽視していたと思います。
言葉以外の部分のことを読み取ろうとする努力を怠っていたし、
当時少しずつショマやスズの言葉は増えてきていたので、そこを重視して
ほかの手段での伝達について
こちらが考えながら、彼の伝えたいことがわかったかも!という
喜び、楽しさや面白さがあることを忘れていました。

同じ日記でほかの方からもコメントやメールをいただいて、
母親としてショマスズにどういうスタンスで関わっていくのがよいのか、
自分なりに頂戴した言葉を咀嚼しながら、しばらくず~っと考えていました。
これという正解はないのだろうと思うし、
スタンスを考えたからといって、その通りに心が動くとは限らないけれど、
彼らが伝達の手段として言葉を使うという選択肢を持っているのなら
言葉でもお互いに伝え合う努力、近付きあう努力はしたい、
でも言葉だけに決して捕らわれすぎないようにしようと、
ゆるゆると焦らずいこうかと次第に考えるようになりました。

ショマスズと実際に会った沢さんが
うわ~この行動は楽しいね、こんなところが素敵♪ と新しい発見を伝えてくれるので
単純なもので親として嬉しくて、いいところいっぱいあるんだウヒ♪と
実感できたのも大きかったのかなぁ。
母親だけで見ていると、ああこんなところが目に付くわ…と
悪い方に考えがいってしまって。

もちろん、ここは直していこうと思うところを見ていくのは
大事なことだと思うのだけれど、ここをこうしたいと思っても
一朝一夕で改善されるわけでもないので息が詰まっちゃうんですよね。
ここが変われば生活が本人にとっても楽になるという部分を見極めて
よいところもたくさん認めていけるような
ほどよいバランスでショマスズと暮らせればよいなぁと今は思っています。
障害を受け容れる、受け容れないを頭で考えることも
言葉悪く言ってしまいます、正直最近、七面倒くさくなっちゃって^^;
受け容れる、受け容れないもねーや、これがうちらの生活なんだって。
私の心にあるものは、障害のある子と暮らすとはこのようなことナリという
達観の境地でもなく、あきらめの境地でもない、と思う。
まあなんだっていいや、大変なこともあるけど楽しいことあるもんってな感じで
受け容れる・受け容れないとの間に浮遊しているような感覚で
心もとないのだけれどすごく楽だ。

少し話がずれてしまいました。
今、言葉を使っての伝達もショマは
コミュニケーション手段のひとつとして使い始めています。
やはり会話のやりとりをしながら、うふふすごいすごいと笑えるのは単純に嬉しい。
だから、件の以前の日記を読み返すと
今また言葉が出てるぞ、ヤッホーって大喜びしちゃってるし(汗)と、
胸がちくりんことするわけです。
でも、自分の心の有様を見つめるために何度か読み返さねばならぬとも思います。
今まで彼が内に溜めていたことが、
意志を伴って表面に出てくることは素晴らしいこと、
そのことも認めながら
内側に積もっているもの、言葉以外の手段で伝えようとしていることはないのか、
見つめる努力をしていこうとも思うのです。

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    ありがとうございます。よろしくお願いします。
   
    なんだか中途ハンパ~に終わってしまいました。
    だってショマとこれからカッフェ~に行こうと思って…るんるん。
    いや、るんるん♪ じゃなく、関連して続きを書く…かもしれません。
    まだ続きの内容もはっきり決まってなくて、中途ハンパラ~でごめんなさい。

| 自閉症関連 | 11:51 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

言葉の必要性

今日は、寒かったですね 只今1年生の息子も言葉が出てこないワケで…。
思いが言葉にならなくて最近、苛立ちが強く出てます。
母親の私は話す事が出来るので、思うように言葉が出ないオカルを見ていると日々の生活の中、どれだけの不便さや、辛い思いをしてるか、考えてしまい胸が苦しくなります
会話をしてみても、だいたいオウム返しです。
主治医いわく、言葉の必要性がまだ分かっていない段階だから焦らなくていいよと言われました ショマ君の話、私にとって安心&勇気になりました 来年度の学校生活を考えると不安で
本当に…。

| おかるのオカンです。 | 2009/11/12 18:55 | URL |

「障害を受け容れる、受け容れないを頭で考えることも …心もとないのだけれどすごく楽だ。」の部分すごくわかります。
だいちと障害などは違うけれども…同じ気持ちです。
何が正しい!なんてのはないと思います。
ただ、家族が良し!とすれば、全て良し!なんじゃないかな?って私は思います。
うまく表現できなくってすみません m(_ _)m

| だいちママ | 2009/11/12 21:41 | URL |

お久しぶりざんす。

ムーコさんはいつもとても素敵に言葉を書かれますねー。
柔らかく読みやすくシュルッと心に入って来ます。

で、そのシュルッと入ったモノがほんわか暖かいのですよぅ。

ステキです。


いつも見てます(´ω`)ウフフフフ

| まいたけ。 | 2009/11/13 00:52 | URL | ≫ EDIT

おかるのオカン様

おはようございます。今日も寒くなりそうですね。
薄着だとスズにまた怒られます。。

おかるちゃんがスズの後ろをニコニコと笑って付いて来ていた
小さな頃から知っているので
今、学校から帰らないぞと怒りや苛立ちを
地団駄踏んでいるおかるちゃんを見ると、
ごめんなさいね、知ったような口を利いてしまうけれど
感情表現の幅がすっごく広がっているんだなぁと思って見ています。
おかるちゃんは先生やお友達がいる学校が大好きなんだよね^^

オカンさんはおかるちゃんといつも正面から向き合って、訴えていることを知りたいと
ゆっくり接していらっしゃるのがすごいなと思います。
(私はもっとぞんざいな扱いでした。すぐ苛々するの。へへ。)
おかるちゃんを帰りに一緒に見るのが楽しみでありますよ。
でも菜園の水遣りはもうええ、寒いからとスズに思う…。
来年のことを考えてもぷるぷる震えちゃうよ~。

| ムーコ | 2009/11/13 06:29 | URL |

だいちママ様

うまく表現できないなんてとんでもないです。
だいちママさんは毎日、筋緊張をほぐしたり、吸引も。
まず子どものために体を動かして毎日を過ごしているのですものね。
日記を拝見していると障害についてまだまだ知らないことばかりだと思います。
毎日いつだって考えているわけではないのですが
(←そうだったら思い詰めすぎだ。)
この子どもたちと暮らすってどういうことだろうと
模索しながら過ごしている気がします。
すべての人に当てはまる正解はないけれど、
うちの家族はみんなでこうしていけばいいかもねという答え、
というか思いが見つかるといいなぁと思っています^^

| ムーコ | 2009/11/13 06:42 | URL |

まいたけ。様

久しぶりですけど馴れ馴れしく、まいたけ。ちゃんっ。
コメントありがとうございます。うれしいです。

まあ、言葉ではきれいなこと書いているけれど
実情はそうでもないところがなんとも(笑)
自分を鑑みても、言葉って繕えるのでね。
ショマはまだ思っていることをそのまま口に出すけれど
スズは人の顔色をうかがって言葉を出すというところもあるので
あまり表ばかり信じないようにしようと思うときがあります。
かといって内面を推測しすぎて、私に都合のよいように、
-たとえば、今お母さんを好きと言いたいんだね、とか。
  本人にしてみればNON全然違うということもあるだろうにゃあと。
こう言いたいに違いないと思い込むのも危険だろうし、
バランスが大事なんだろうなぁと。
危なっかしいからいつも見ていてね(´ω`)ウフフフフ、
強要してみたり(´ω`)ウフフフフ

| ムーコ | 2009/11/13 06:56 | URL |














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